297 数ある表現
昨日から始まっているこれにとても行きたい。
http://www.operacity.jp/ag/exh108/
浜松で行われた松井冬子さんの展覧会にはなんとか足を運んだけど、本物を観て揺さぶられながらも、正直、ちょっとした甘さを感じた。それは描かれた女体の足首の太さだったり、どこかとどこかのバランスから受ける違和感など(本人の美こそが最大の作品ではないかと思ってしまう)。
対して鴻池さんは本物という気がする(↑も←も話半分に聞いてください)。というか、やっぱりまずは実物を観てみたい。
とはいえ、当然すぐには叶わない(苦笑)。この期間、東京方面に出かける予定もあるけど、なんせ子連れだし、むむむ・・・。
こんな時、東京を目指していた高校生の頃の感情を思い出す。
観たい映画や観たい舞台、展覧会のために東京に行きたい!という思いも大きかった。
そして今、私が数ある表現のなかで、執筆ってものに至ったわけもそこにある。
田舎にまで届く表現ということで、まずはとにかく「全国ネット」に憧れた。テレビの仕事を経て現代美術に移行し、マスとカルト?の違いを体感した。そして自分の目指すものとしては書くことへ移行・・・。書きたい出来事に遭遇したことも大きかったけれど、なにより、どこでもできて、どこの人にも届く表現方法だと思ったから。
とまあ、意外にあれこれネチネチ頭の中で考えて今に至るけど、やっぱり、自分より大きな作品に挑んでいる美術作家さんには憧れてしまう。
「NANA」や「HON」を制作中のニキ・ド・サンファルの写真を見た時も、単純にその風景に憧れてしまった。
アトリエもね・・・(笑)。美術作家の助手時代、様々なアーティストのアトリエにおじゃましたけど、そのガテン系とも言える佇まいは素敵でした。
色々憧れはいまだに募るけど、美術をやってる人ってのは、もうそれはそれは技術がまったく違うから、私は入り込んで集中するには至らなかった。
「つくりたい」ってものに対する熱意もハンパじゃない。
石の彫刻に挑んでいる友達がいるけど、小柄な彼女がゴーグルして、機械や鑿を使ってウィーン、ガンガンガンってやってるんだから、そんで、来る日も来る日もインコつくってるんだから、その思いだけでも尊い。
冒頭の鴻池さんは1960年生まれだけど、とても若く見える。色々経て今があるというのにも励まされる。
確固たる自分の道を歩んでいる女性はとても美しい。
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