男と女

2011.02.20

 大迫くん

 車の運転中に次男がふと、「お母さんが好きな男の人って誰?」と聞いてきたので、「まーくん、むーくんとかあっくんのほかに(家族親族以外で)?」と聞いたら、「うん」と言うので、「いっぱいいるなあ」と答えたら、次男が「大迫くんとか?」と言い、その名前が、6歳児にしては通な気がして笑えた。

 「大迫くん」とは、今年の箱根駅伝で優勝した早稲田の、一区を走った1年生。

 イケメンランナーというよりは、アイドルランナーという感じの可愛らしい子だった(でも、とっても勝負心が強いそう)。

 私が笑いながら、「大迫くん、憶えてるの?」と聞くと、「だって、お母さんずっと、『大迫くん、がんばれ、大迫くん、がんばれ!』って言ってたじゃん」とのこと。

 いやはや、よく見てるし、よく憶えてる。

 ちなみにそんな次男はなぜだか黒人ランナーが好きで、ずっと「行け行けブラック~!!」と応援してた。

 うちの息子たちは、私に「好きな男の人」のことを聞いてくる時、最初から夫は除外しているのがおもしろい。

 以前も長男が「お母さん、オヤジ以外に誰と結婚したかった?」と聞いてきたので、「そんなの、いっぱいだよ。好きになった人と、その都度結婚したいと思ってきたからね」と答えたら、「ふーん、10人くらいと結婚できたらいいのにね!」とさわやかに言った。

 オヤジだけを愛していてほしいとは、全然思っていない様子。

 思うんだけど、ここで、「お母さんはお父さんだけが大好きだよ」「お父さんだけと結婚したかったよ」などとねじ曲がったことを言うと(ウソウソ、それが本音という人もいると思いますが)、「結婚」ってものが変に神格化され、夫婦とか結婚というものがストイックなイメージで刷り込まれてしまうんじゃないだろうか?

 「そりゃそうだよなー。好きな人とは何人とだって結婚したいよなー、どうして一人としか結婚できないんだろ?」 

 私はこの方が、ごく自然な気持ちであって、大人が倫理を教え込む前の純粋な生きものとしての子供は、自然な欲求とか、わかりきった真実のように、素朴にそう思うんじゃないかな?(ちゃんとその後、「誰かを本気で好きになると、ヤキモチってのがあってね、ややこしいんだよ~」と説明しておいたが、ピンと来ない様子だった)

 っていうか、うちの子供が変わってるのかな?(笑)

 だけど、mixiニュースで、某教授が、

 <今の日本は一夫一婦制ですが、1960年代の時点で、世界の85%もの民族が一夫多妻制だったということがわかっています。> 

 って言ってたよ。

 ま、ここで問題なのは、一婦多夫制じゃないってことだけどね(笑) 男と女、精子と卵子の特性の違いによるので仕方ないんだろうけど。

 ご参考までに、大迫くんも出てる「早稲田スポーツ」のインタビュー集です。

  http://www.wasedasports.com/field/eikoh/eikohtop.php

 

 それにしても、早稲田のランナーたちは、確かにイケメン揃いだったと思う。

     

 

     

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2010.12.21

 ぱー

 あるお店で、店員の7歳年上の男性と話が深まるうちに子供の柔道の話になり、そこから、「ボク、小川直也と大学で4年間同じクラスでした」と言うので、さらにスポーツの話になり、その店員さんは、県内のスポーツがめっちゃ強い某私立高校の出身だった。

 そこから、その人の大学やら高校の有名スポーツ選手の話をしていったんだけど、彼が言うには、「ぼくらの頃は、○○高校、頭ぱーでしたけど、今は違って、ぼくらみたいなぱーの卒業生が学校へ行こうとすると、来ないでくれって言われるんです」みたいな話を教えてくれた。

 確かに、その高校は、昔はいかにも「スポーツ!!」だったけど、今はスケートの浅田真央ちゃん(卒業生)や村上佳菜子ちゃんがいるので、イメージアップを図っているのかな(学校名は伏せてるけど、すぐにわかりますね)。

 それにしても、自分のことを「ぱー」と言う男性の話を聞いてギャハハと笑えることが楽しい。

 例えば、結婚前だったら、少しでも興味持った男性が自分のことを「ぱー」とか言って、本当にぱーっぽかったら、恋愛したいと思うかと言えば否だろう。

 今の自分は、結婚し、子供もいるから、より一層、男性に関して自由に見られる。

 前も書いたけど、結婚して子供を持って、よかったなあと思うごく個人的なことの一つに、「結婚したい」とか「子供を産みたい」という願い(欲求)から解放されたことがある。

 恋愛みたいなことは、たぶん死ぬまでせずにいられないタチだけど(出家する人の気持ちもわかる)、相手を結婚、とか子供の父親、という目線で見ずにいられるので、余計に自由に楽しめる。

 ぱーなことを言う人は、ぱーな分だけおもしろく、波乱万丈の人は波乱万丈な分だけおもしろい。

 そして、私は我ながら笑いやすく、わざわざ大げさにしてるわけじゃないのに、爆笑してしまうので、相手も調子に乗って色々話してくれるから楽しいのだけど、「コイツ、俺に気があるんじゃないか」と思われることが昔から多々で、そこが楽しいし面倒くさい。

 楽しいものは楽しい、って、ただそれだけというか、年々解放されていくというか・・・。

 私がいちばん「ぱー」だよな。。。

 今日の子供の柔道、兄弟対決を見ていて、泣けそうになった。

 自分が産んだ子供たちが大きくなって、力をぶつけ合う姿に感動した。

          

              

    

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2010.12.19

 永遠の男子

 昨日、宇宙人みたいな人に会った。

 その人は、例えば私が緊張してしまうような場面について、ひたすらワクワクすると言い切った。

 ちょうど、バシャール×本田健の『未来は、えらべる!』を読んでいる時だったので(レイチン&吉澤加奈子さんのブログで気になっていた本)、

 ワクワクする、というポジティブなエネルギーを持つ大切さ、

 ワクワクが引き寄せる幸運や未来について、あらためて考えた。

 私もワクワクしやすい人間だけど、本能的に自然にワクワクしている時もあれば、ワクワクし切れず、どうしても心配や緊張が勝ってしまう時がある。

 みんなそうだと思うけど・・・。

 そういう凡人が陥りがちな当たり前の感覚を超越した人って宇宙人みたい(バシャールは宇宙人で、宇宙船に住んでるらしい:笑)。

 ネガティブな心を少しでも持つと、そのさざ波がやがてポジティブの波を飲み込んでしまうことがある。もちろん逆もだけど・・・。

                     ☆☆☆

 中学の長距離継走大会の時、男子に「調子どう?」と尋ねると、決まって「絶好調!」という返事が返ってきた。

 女子の場合、たとえ練習で絶好調だとしても、大切な大会で生理が重なってしまうこともあるし、必ずしも「絶好調!」とは言い切れなかった。女子ならではの謙遜もあっただろうし・・・。

 男子の持つ単純さがうらやましかったし、とても爽快だった。

 「絶好調!」と言って笑う彼らを見たくて、私はその質問を何度も繰り返した。ノリノリの彼らは、実際に県大会でも上位だった。良い波動が良い波動を呼び合っているのを目の前で見せてもらった。

 男子と女子は、どうしたって構造的に違うけど、

 それでも、

 だからこそ、

 私は男子に憧れる。

 「永遠の男子」(←イメージ)に!!!

 梅佳代さんの写真集『男子』のキャッチコピー・・・

  <男子は

   ばかで

   無敵で

   かっこいいです(byうめ)>

  ホント、そう思う。

                      ☆☆☆

 『未来は、えらべる!』より、抜粋・・・

 <ワクワクしながら情熱を傾けられるものを見つけることが、すべての問題を解決できる万能薬のようなキットですよ。それさえあれば、あなたに必要なものは全部手に入りますよ>

 <ワクワクすること、情熱にしたがうことは、意識をきれいにする万能クリーナーと言っていいでしょう>

 <自分の最大限の能力で、情熱にしたがって行動する。

  そして、いまこの瞬間に存在する>

 <ソウルメイトは、「自分の成長をさらに助けてくれる人」> 

 <みなさんが「ソウルメイト」と呼ぶ相手を見つけるもっとも簡単な方法は、まず何をおいても、自分自身との関係を強化することです>

 <・・「ということは、怖れを手放して、本当に自分らしく生きればいいんですね?」

 「そのとおり!それが『2012年急行(2012年EXPRESS)』に乗るもっともいい方法です。急行(EXPRESS)に乗りたければ、本当の自分を表現(express)する方法を学ぶことです>

 

 生きている以上、精神的にも肉体的にも、まだまだ鍛えられる余地があると思うと、ワクワクする。

 実のところ、私はここに書いて自分を鼓舞しているんだと思うけど、根っからのワクワク人間になりたいな。昨日会った人みたいに・・・☆

      

                     

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2010.11.15

 ボーイズトーク

 自分で突っ込んでる予定だけど、10月からずっと駆け抜けてきて、いったん区切りの昨日、『Jさん 豪さんボーイズトーク』に行ってきた。写真はマイミクなおとくんの日記より。

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 めちゃめちゃおもしろかった!!!想像以上!

 杉作J太郎さんと吉田豪さんの4時間超のトークバトル。

 正直私は、2、3時間で終わると思っていて、前日が遅くまで東京だったこともあり、終わり次第早く帰りたかった。

 でも、最初(UST配信中の抑え気味だった序盤は除くとしても)から最後まで、一分の隙もなく、ってくらいにおもしろかった。くどいけどさ~、それも、やさしさと気の弱さと芸でしょう(笑)。

 時間は気になる、でもその場から離れようとは思わない。

 最後の最後まで高いテンションで話し切った、特にJ太郎さんはすごいなあと思った。頭いいしおもしろいし。豪さんの佇まいも好きだった。

 私は吉田豪さんの存在は知っていたけど、杉作J太郎さんのことは知らなかった。

 オタクとかそういう周辺の人なのかもしれないけど、社会に開かれたオタクであり、話がすべて客観的。漫画家や映画監督でもあるから、絵や映像が浮かんでくる話術。愛と毒のバランスも絶妙(とにかく低姿勢)。

 彼がトークの通り、本当に貧困だとしたら、もっと儲かってもいいくらいにおもしろい。最近の多過ぎる芸人よりはるかに素晴らしいと思うんだけど・・・。しかし、その位置だからこそ、本当におもしろいとも言えるが。

 ひとまず、どんな人か、(ウィキペディアだけど)知っていただきたい。

 http://bit.ly/dLybJ

 二人とも声がとってもよくて、掛け合いも呼吸もよく、最近「笑い」目的で参加したり観たものの中では、いちばん笑ったと思う。

 それに、二人とも、「いい人」なんだと思う。

 吉田豪さんについてはこちら・・・http://bit.ly/655BeX

 うーむ、書き出したら長いけど、今までここに注いでいたエネルギーを原稿に向けるので手短に。

 「ボーイズトーク」というタイトル通り、ずっと男子的な話だったけど、想像していたよりは全然エロくなかった。そして、自分は女だから、例えば、生理に代表されるように女子的な悩み(それは妊娠・出産(有無含め)へも続く)ばかりを考えがちで、女子のがつらいと思っていたけど、確かに男子もつらいよな、って思った。

 オナニーだとか童貞だとか、そういう男子ワードの周辺。

 男子ならではの葛藤は女にはわからないわけで、やはり、男がいて、女がいて成り立っている世の中は、おもしろいなあとあらためて思った。

 というほど深い話はなく(とはいえ二人とも頭いいので自ずと深い)、ほとんど「笑った!」という印象しか残ってないけど、数々の相談(トーク自体、観客が事前に書いた相談や質問に答える形式。私は仕組みがよくわかってなくて書かなかったので惜しいことをした)の中で、なるほどと思ったもの(これもなおとくんの日記から拝借)。

 <アラフォー時代、『女はココで勝負!』は何ですか?>

 <Jさんの回答 「リアルな話ですが・・・口の堅さじゃないですかね!あとサービス精神と積極性!」>

 これ、うまいと思ったし、その通り!と思った。

 口の堅さ重要(笑)。

 自慢じゃないが、私は口が堅い。

 だから、老若男女から色んな相談事が舞い込んでくるよ。

 関係ないけど、サービス精神も積極性もあります。私のアラフォー安心です(笑)。

 まあべつに、勝負しようとは全然思ってなくて、ついて来る人だけついて来て!の精神でいつもいるけど。

 トーク後、お二人に「おもしろかったです!!」と伝えた。Jさんとは握手してもらった。豪さんはサインで忙しそうだった(Jさんもだけど)。

 企画の頃から知ってるので(話聞いてなくて呆れられたけど)、人がいっぱい集まって良かったなあと思った。

 映画祭のWさん、Hさん、Iさんにも久々にお会いできてうれしかった。Yくんと008くんとはお隣同士で聞けて楽しかった。Bさんにも初めて会えてよかった。

 企画者のやっちん、よかったね。 本当におつかれさま☆

             

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2009.09.02

319 泳がしておけ

 ☆夏休み中に書いてあったものです。

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 以前、ある人の家で見せてもらった、今村昌平氏の遺言?(3年前のお別れの会でも飾られた言葉)・・・

 <すべて チ○ポが かたいうちだぞ  今村昌平>

 ふと友達に伝えたくなって調べ直したけど、この言葉は名言だと思う(この言葉を検索するために「今村昌平 チ○ポ」と入力している私はどうかと思うが:笑)。

 ちなみに、スポーツ報知の過去記事より・・・http://hochi.yomiuri.co.jp/contents/feature/entertainment/obit/2006/news/20060710-OHT1T00045.htm

 エロいとかそういうんじゃなく、男女問わず、人生を表すような深い言葉。

 今村昌平氏の映画については、恥ずかしながら『うなぎ』と『カンゾー先生』しか知らない。先に『うなぎ』を観た人が「ちょっと出てくるだけだけど、今村昌平はエロをよく知ってる人だと思った」と言い、観てみたら確かにと思った。私は「性」の場面と「食」の場面を、ちゃんと描ける表現者を信頼する傾向にある。

 『カンゾー先生』については、10年前、南フランス・トゥールーズの映画館で、フランス人のカメラマンと一緒に観た。もともと知り合いのフランス人の友達の家にお世話になっていた期間中、その友達が一泊で出かける用事があり、初対面のそのカメラマンに預けられたのだ。その人はとても紳士的な人で(めっちゃかっこいい人・・・おまけに石田純一じゃないけど、冬でも素足に革靴でそれがまたキマッていた)私に気を遣って、たまたま上映中の日本映画に連れて行ってくれたんだと思う。

 フランス人ばかりの館内で、フランス語の字幕の流れる日本の映画を観るのはおもしろい体験だった。

 その時の『カンゾー先生』にも、ちょっとエロい場面は出てきて、よく憶えていないけど、「卵と女性の股間」が出てきた。こう書くと、多くの人にはわかりにくく、一部の人には、「ああ、よく描かれるあの場面ね」とすぐわかると思うけど、私は、たまたまヨーロッパ滞在の短期間のうちに、日本の「着物でエロ」みたいな場面に立て続けに出くわしていたので、『カンゾー先生』のその場面も、「ああまたね」という免疫ができていた。

 例えば、フランクフルトの現代美術館で見たアラーキー展の「着物でエロ」だったり(キュレーターと高校生のディスカッションに思わず飛び入り参加してしまった)、パリ・日仏文化センターで観た、若松孝二氏のピンク映画での「着物でエロ」、話が出たと思ったらやっぱり偶然フランスの深夜番組で上映された『愛のコリーダ』(無修正)の「着物でエロ」だったり・・・。

 あの時の出くわし方は尋常ではなかった。

 ヨーロッパでウケている日本というのが、わかりやすい「着物でエロ」にしても、私が行く先に追いかけてくるような出くわし方だった(フランクフルトは妹の就職活動についていってたまたま入った美術館、若松孝二は、TGVのストライキのために急遽泊めてもらった男友達のもともとの予定、『愛のコリーダ』は預けられたカメラマン宅にて)。

 あの濃密な映像・写真体験は、エロに対する文化の違いについて考えさせられ、とてもおもしろかった。

 話がそれていったけど、人生には誰でも平等に終わりが来るので、<すべて チ○ポが かたいうちに>男も女も毎日を大切に生きようではありませんか。

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 たまたま久しぶりに聴いた、サザンオールスターズ『LOVE AFFAIR~秘密のデート~』 サザンはいっぱい好きな曲があるけど、『ミス・ブランニュー・デー』(小学校時代)と『希望の轍』(高校)と『LOVE AFFAIR』(大人になってから)が特に好き。

 桑田佳祐氏と原由子さんって、考えてみれば理想の夫婦ではないか?桑田さんが原さん一人におさまっているとは思われないけど、それを承知で原さんは泳がしているような。原さんがいるから泳げるような。仕事も家庭も同じってのはキツイ面も多いと思うけど、いつ見ても原さんはステキな笑顔。正妻の貫禄というか、原さん自身の人間性というか。原さん自身、桑田さんに負けないくらいの才能の持ち主だと思うし・・・。人間、男も女も本来ワガママで当然だと思うので、自信持って「泳がしておけ」と思ってしまうよ。

 ☆ 『LOVE AFFAIR』 http://www.youtube.com/watch?v=HppVIfrlLiU

              

            

         

        

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2009.06.09

274 変顔

 
☆以下、前々回分を書く前に書いてあったものです。つらつら書いていたらプルルル~と電話が鳴り・・・という展開でした。その後、息子に話を聞くと、「○○ちゃんはオレのことが好きなのかもしれない」とのこと。うひゃひゃ、そうですか~ そんな、ヤキモチ絡みのケンカも芽生えるお年頃。息子たちにはせいぜい、女の素晴らしさと恐ろしさを肌で感じながら育っていってほしい。


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 息子たちの膨大な写真を整理しながら思ったこと。
 どうして、男の子ってのは、こうも「変な顔」をしたがるんだろう!?

 私は、妹と弟という3人きょうだいで育ったが、弟と一緒に写真を撮ると、ある一定の時期、弟が必ず変な顔で写ることが不思議でならなかった。
 主にやっていたのは、志村けんの物真似(笑)。
 私は、と言えば、自意識過剰で、いつもなんとかしてかわいい顔を作ろうと努力し、ことごとく失敗していた。
 がんばってかわいこぶろうとしていた時期の写真というのは、不自然でちっともかわいくない。写真で見る自分の顔が自分らしくなったのは、だいぶ大きくなってからだったような気がする。

 これは、男は「おもしろくしてなんぼ!(笑わせてなんぼ!)」という生きものであり、女は本能的に「かわいく見られたい」「美しく見せたい」という気持ちが働くのではないか。・・・たぶん、生物学者さん辺りが理論的にまとめてくれてると思うけど・・・。

      
 変顔から連想した男と女の違いといえば、結婚披露宴(パーティ)における、新郎と新婦の周辺の違い。
 新婦の友人スピーチというのは、100パーセントに近い確率で褒める。それはそれは褒めごろしかっ!という勢いで涙混じりに褒めまくる。それを聞くと、「想像以上に素晴らしい子と友達でいてもらってるんだなあ」と感心してしまう。もちろん私もスピーチする場合は褒めちぎるし(←本音です)、私自身、褒めていただいた。
 それに対し、新郎の仲間たちは、ここぞとばかりに新郎を「落とす」。落としてなんぼ!笑いをとってなんぼ!である(もちろん基本的に褒めてはいるけど・・・)。新郎にしても新婦にしても、友達の愛がめいっぱい詰まっているからたいてい感動するのだが、落とす時のさじ加減を誤るとこんなことも起こる。私のいとこ(男)の披露宴で、大学時代の仲間がいとこのパンツネタを披露し(詳しくは忘れたが、とにかくパンツに関する内容だった)、会場は爆笑の渦だったが、伯母たちは、「あんなにひどいことを、みんなの前で言わなくてもいいのに」とプリプリだったらしい。

 主観で思う男女の違いが、学術的なものではなくても、身近な統計により、明らかな場合がある。
 上記の、「男子の写真における変顔率の高さ」と「披露宴における新郎新婦の扱いの違い」というのは、みなさまにも経験あるかと思います。

             
 少し前に本屋で見かけた音楽誌に、椎名林檎ちゃんが写っていて、びっくりするようなお顔をしていらした。変顔の部類に入るような・・・。もともと様々な表情を見せて(魅せて)くれるとびきり魅力的な方だと思うけど、70年代のストリッパー(端的に言えば眉なしの鈴木いづみ)を髣髴させるような迫力かつ素朴なお顔をしていらした。
 その顔を大衆に「差し出せる」林檎ちゃんに、ますますホレた。
 内面の充実や自信あってこそに思われた。

 同時期に表紙で見かけた宇多田ヒカル氏。こちらはとってもキュートな(計算しつくされたボブカット)お顔をしていたけど、彼女に関しては、元ダンナさんの紀里谷さんが評していた言葉が忘れられない。

 「彼女のすごいところは、きれいに見せようとか思わないところです。女性アーティストを撮影すると、たいていの人はきれいに映りたいと願うものですが、彼女にはそれがない」

 みたいな内容。
 椎名さんも宇多田さんも、突出した才能を持っているからできるんだろうなあ(とはいえイメージは重要で、二人はすでに美の側面については周知されているから冒険できるというのもあるけど)。

 変顔を差し出せる女こそ、真にすごいのかもしれない。


         

            

           

              

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2009.01.15

201 「今のは、いったい、何?」


 新年早々、新聞の海外ニュース欄に出ていた記事。

 ★独身の仏法相が出産

 フランスのラシダ・ダチ法相(43)は、2日、パリ近郊の病院で、女児を出産した。
 独身で初産。婚外子が5割を超える国柄もあり、父親が誰かは明らかにしていない。
 昨年9月に妊娠を表明した際、「私の私生活は込み入っている」とだけコメントした。
 予定日より15日早い出産で、年末まで公務に就いていた。

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 記事には顔写真がついていて、その顔は、私にとっては、アメリカのライス長官や東京女子医大でお世話になった安達先生(現在は愛育病院産婦人科部長さんで、紀子様出産時の主治医)を思い出す。気が強くてやさしくて、できる女という印象。
 こういう記事を読むと、フランスは進んでるなあ、とか日本はまだまだ遅れてるなあと思ってしまう。
 歴史や宗教や社会背景は違うけれど、ともかく、未婚の母(敢えてそう書かせていただく)が、一国の要職に就いているというのは、政治や社会にも大きく関わってくるわけで・・・。
 
 フランスは出生率を回復しているけれど、女性が働きながら子供を育てやすい環境が、日本よりは整っている。以前にも書いたけど、フランスでは、例えば産後のリハビリを公費で受けられる。「公費」というのは、分かりやすい政府の姿勢の表れだと思う。
 妹が働くドイツに3ヶ月転がり込んだ時、イキイキと仕事をしているシングルマザーを多く見かけた。保育所などが充実しているようだった。
 シングルやマザーを取り巻く環境だけではなく、例えば、フランクフルトの現代美術館で出会ったカップル(男:スイス人、女:ドイツ人)の家に泊めてもらった時、私と彼女が夢中になって話しているそばで、ニコニコと給仕役をしてくれる彼を見て、ヨーロッパの男女は進んでるなあと思った。
 表には古い街並みが残っていて、それは戦争で破壊されなかったおかげかと思うと(日本の場合は地震という敵もあるけど)、日本は敗戦国なんだなあということを意識せずにはいられなかった。
 確かに経済は成長したけれど、人の意識はその成長に追いついてはおらず(というか、アンバランスな発達のしかたをしていて)、チグハグな国のように思えてしまった。
 人類において、守るべきは、当然「子」だと思うのだけど、社会におけるその優先順位がヨーロッパははっきりしている分、逆に、ヨーロッパの女性は自由を得やすいのではないか。
 子を持つことは一見不自由になることのように感じられるけれど、子を持つ(育てる)自由を得るためのハードルが、日本の場合高くなってしまっているように感じる。仕事だとか、戸籍制度だとか・・・。

 ヨーロッパのような社会を得ようと思っても、一朝一夕にはいかないわけで、「独身の仏法相(43歳)が出産」という小さな新聞記事にたどり着くまでには、フランス女性たちの長いたたかいの歴史があったのだ。

 このように、フランスとの違いを考える時、 どうしても思い出してしまう話がある。

 10年前、とある知人(日本人男性)から聞いた話。
 その知人(Jさん)が、フランスに住んでいた25年ほど前の話。
 Jさんがある女性(フランス人)と初めて関係を持った時のこと。
 自分だけが果てて、そのまま行為を終えてしまったところ、その女性が激怒した。
 「今のは、いったい、何?」
 その後は確か「アンタ、自分だけがイって私をイカさないつもり?」と剣幕だったとか。
 Jさんはその女性の主張に目からウロコだったと言った。
 二人の以後については省略しますが(笑)、今でこそ変化しているものの、25年前の日本人男性からすれば、「自分だけ満足して相手は・・・」というのはよくあることだったと思う。
 初めてのその場で、ちゃんと自分の気持ちを主張したそのフランス人女性は立派だと思う(スゲエなあってのも含め)。何も特別に気の強い女性だったというわけではない。
 その頃の日本人女性だったら、まだまだそういう主張はできないと思う。
 気の強そうなデヴィ夫人だって、25年前、外国の殿方相手に、そんな主張はできなかったのではないか(いや、できたかなー)。
 
 あーもう、ついつい長くなってしまうけれど、何が言いたいかと言うと、日本とフランスの違いは、「今のは、いったい、何?」という言葉に象徴されるように思ったわけです。あらゆる場面において(仕事も家事も育児も)、男が当然とする振る舞いに対し女が「今のは、いったい、何?」とたたかってきたか否かの違いのような気がするのだ。
 
 どんな人生を歩もうと、社会や子供に対する責任を果たせてさえいれば、「私の私生活は込み入っている」の一言でいいはず。
 自立した社会とはそういうものではないだろうか。
 よく例に出される、ミッテラン大統領の「エ・アロール」という言葉。 
 大統領に隠し子がいると発覚した時、記者団に問い詰められた大統領が発した言葉。「エ・アロール?(それがどうしたの?)」
 そのタイトルで渡辺淳一センセイが小説を書いて、ドラマ化もされたが(小説は地元の中日新聞に連載されていたので、読んではないけど印象に残っていた)、一国の大統領のその姿勢は、国のカラーを表していると思う。

 私は、多くの人が憧れを抱くパリに初めて行った時、石畳の上のたくさんの犬のウンコや、キセルを働くためにメトロの柵を飛び越えていく人たちを見て、「自由とワガママを混同してる」と思い、あまり好感が持てなかった。
 でも、上記に書いたようなフランスの人たちの、自分の衝動に突き進み、毅然とした態度で自由と自立を愛する姿勢、議論に議論を重ねる姿勢はとても尊敬する。
 
 今すぐには無理でも、日本の社会を変えていきたいと思うのなら、様々な場面において「今のは、いったい、何?」と問うことができる勇気を持ちたいと思う。
 
  
 ☆本当は、日本人女性の慎ましい魅力についても、ギリシャ人のおじさん(おじいさん)からナンパされた体験を元に書こうと思ったけど、あまりに長いのでまた別の機会にします。
 今日の文章は、私なりのとても稚拙な分析?なので、ツッコミどころ満載だと思いますが、すみません。


☆☆☆☆

    
○新しい小説、書き始めました。原稿用紙で言えば20枚分くらい進んだところ。
 始めてみるとやはり簡単なことではないけれど、なんとか進んでいけそうな気がする。
 『ダリア』の時も、期待と不安から始まりました。
 初心を大切に、ひたすらがんばります。
  
○コメントありがとうございました!! 
 ご返事書きましたので、よかったら読んでください。
 前回のコメント欄は、しばらく開放しておきたいと思うので、今後も「これはぜひ!」という場合は書き込んでください(新しい投稿をメールで知らせてもらえるので、必ず拝見します)。

○小説をがんばろうと思うので、ブログはややペースダウンするかと思いますが、どちらも気負わず続けますので、よろしくお願いいたします。


               


          

            

                

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2008.08.20

142 女という性に縛られて

     
 在宅ワークができていいね!
 と育児中の友達に言われることがある。
 いやいやしかし、ノーテンキに今の状態に至ったわけでは決してない。
 さかのぼれば、テレビのAD時代、とにかく一度はやってみたくて飛び込んだマスコミ&映像の世界だったが、チームで動く表現は、家庭を持ったら続けるのが難しいだろうという当たり前のことに実感として気づいた。
 それでも、一生をかけて、表現や創作を続けていきたい気持ちは揺るぎそうもなかったから、家庭を持ってもできそうな表現方法を模索して模索して、小説など書き始めたのだった。

 ありがたいことに、仕事と呼べるほどではないけれど、小説を書く機会を与えてもらった今。長男の小学校入学前には、放課後、学童保育に預けることももちろん考えた。
 しかし、彼にとって一生一度の小学一年生のドキドキを、親としてそばで支えたいと思い、学童保育はやめた。「仕事が忙しい時期だけ予約してお願いすることはできるんですか?」と尋ねたが、「年間で予算や行事を計画しているので、単発の申し込みはできない」と言われた。
 幼稚園時代は、延長保育や預かり保育が気軽に頼めたが、小学校入学後は気軽な預け先がない、というのはちょっとした衝撃だった。

 私には能力がないので、子供を見ながら創作に集中することができない。

 今日から次男の幼稚園の夏季登園が始まり、長男も小学校のプールの予定だったが、長男は先週の熱以来、体調が万全ではないので断念(昨日柔道に行ったが、途中頭痛で見学)。次男の弁当をつくってバタバタと送り出し、掃除、洗濯をして、ホッと一息。
 兄弟が学校や園に出かけていれば、ここから少し創作に集中できるが、それでも、毎日、時が来たら洗濯物をしまい、たたみ、夕食の買い物に出かけ、支度をし、兄弟を迎え、夫を迎え(夫は遅いことが多い)、夕食、風呂、寝かしつけ、、、と日々の細々した家事育児はエンドレスで続く。

 仕事をしたい。
 子供を育てたい。

 これは、どちらとも、自分の希望だけれど、女である以上は、女であることにどうしても縛られる。母性と呼べば聞こえはいいかもしれないが、ふんわり温かなイメージではなく、これはもうサガである。
 子供のことがどうでもよければ、苦しみも少ないだろう。
 自分のことよりもまずは子供のことを第一に考えたい。彼らの望むことはできるだけ叶えてやりたい、と思うから自分の時間や体力を奪われ、最後にはイライラしてしまう。
 献身的な母親にはなれない。
 結局、いつも行き着くことだけど、大切なのは、バランスだろう。
 自分の時間も、子供や家族の時間も、バランスよく保たれていれば、気持ちよく暮らせる。
 夏休みは毎年、修行だと思ってしまう(笑)。

 40歳過ぎてから出てくる女性作家が多いのも、うなずける話である。
 男の人のように、夜を徹して仕事をしたり、飲んだりしてみたい(独身時代は、めいっぱいしたけど)。
 生まれ変わったらまた女がいいな、という友達は多い。
 私も、女ってラッキー♪と思うこと、いっぱいあったし、いっぱいある。
 だけど、次は男がいいな。
 女はどうしても、中断中断の人生。
 それが喜びでもあるけれど。
 もしも男に生まれたとしたら、妻子に嫌味を言われながらも、何かひとつごとに没頭し続ける、ということを、ぜひやってみたい。
 それはまた、厳しいことだと思うけど。


  

                  


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