感動したこと!

2011.09.05

 20年分の重みと新しい愛しさ

                  


  
 20年前、大学1年の6月。狭いワンルームの部屋でパジャマを着て寝ようと思った夜12時。突然電話が鳴った。

 相手は4年生のU先輩で、「今、日テレのFさんとCBCのMさんと飲んでるから、出て来れない?」とのことだった。

 アナウンサーと飲める!ということで迷いもなく参加を決め、ふだんボーイッシュな私が、ここはスカートだろうとお気に入りのマドラスチェックのスカートに着替えた。
足元はまだハイヒールではなく、高校時代から履いていたローファーだった。

 深夜で足のない私を、3人の大人の男の人たちがタクシーでお迎えに来て、そのまま新宿へ。

 アパートのすぐ近くの路上に停まっているタクシーを見た時、「うわっ、ほんとに来たよ~」と思ったことを憶えている。

 どこかのお店でUさんの内定祝い(大阪毎日放送で現在ご活躍)をし、その後、ゴールデン街の「かぼちゃ」というスナックで朝まで飲んで歌った。

 私がスカートをひらひらさせながら工藤静香の『くちびるから媚薬』を歌ったら、Uさんが「オイタしてるね~」と笑った。

 Mさんの『きみの朝』は最高に上手で、アナウンサーってすごいな!と思った。

 朝の6時に家に戻り、興奮状態の私は思わず実家に電話をかけた。母に「アナウンサーと飲んで、カラオケして、今帰ってきた」と伝えたら、母は「よかったじゃん!」と一緒に喜んでくれた。

 朝帰りを親に自慢する娘も娘だが、当時の夢だったアナウンサーと飲んだことを喜んでくれる母が我が母らしいなあと思った。

 あれから20年・・・

 昨日豊橋で、上記CBC・Mさんと、いつも飲んでる地元のオヤジ様4人とで飲んで、カラオケで思いっきり歌った。

 Mさんとは、愛知に戻って来たもののなかなか会えずにいて(名古屋は意外と遠いし、子供が小さい間はなかなか飲みに出られなかったし)、東京での後輩の結婚式で会ったくらいだった。

 それが、4年前、豊橋で開催されたスケートイベント(「ワセダ・オン・アイス」・・・ショーには中野友加里や鈴木明子ちゃん、小塚くんなど参加で、懇親会には荒川静香や村主章枝、八木沼じゅんじゅんなども参加の豪華なもの)の時、Mさんが司会をしたそうで(後から知った)、その時の実行委員としてイベントを切り盛りしたのが、いつもお世話になってるオヤジメンバーだったのだ(当時はみなさんのことを知らなかった)。

 昨年そのつながりを知り、私もMさんと昔からの知り合いということで、今年の1月に名古屋でMさん&オヤジたちで飲んで、縁が復活した。

 久々に一緒にカラオケをして、私は思い出して『くちびるから媚薬』を歌い、Mさんも抜群にうまいコブクロ等々の後に、『きみの朝』を歌ってくれて(相変わらずの美声)、一緒に『WINDING ROAD』も歌った。

 初めて会った時30歳だったMさんは50歳になっていて、18歳だった私は、オイタし続けている38歳になった。この夏はもう着れないかな、と思った紺のワンピースを着て、ヒールの靴を履いていた。日常からの束の間のトリップ。出かける時、近所の姉弟に会ったら、「まーくんとむーくんのお母さん」と気づいてもらえなかった(笑)


 楽しい場面はいくつもいくつもあったけれど、
 お開き頃、こういう時のサービス精神(バレーで言うならトス、サッカーならアシスト的な)が冴え渡っている先輩が、『早稲田大学校歌』を入れた。

 そんなのカラオケで歌うの初めてだったけど、早稲田つながりということでのシメ。

 もう一人の気のいい先輩が応援団の真似をして、みんなで3番まで(長い:笑)、「進取の精神」やら「学の独立」、「久遠の理想」や「大なる使命」等出てくる歌詞を、噛み締めながら歌った(早稲田は一種の宗教でありオタクなのはみんなよくわかってます!シャレなのでお許しを・・・)。

 ちなみに私はここが一番好き。

 <集まり散じて 人は変われど 仰ぐは同じき 理想の光>


 最後に、応援団調の先輩が、エールを行い、「フレーフレー、ワセダ!」と言った後、これも応援団のお決まりではあるが、「フレーフレー、○○○○」とMさんのことを呼び上げてくれた時、私は感動がこみ上げて泣いてしまった。

 20年前東京で知り合ったMさんと20年後地元で飲めたこと。

 私が現在大好きな先輩たちとMさんが同じ空間にいること。

 Mさんのお人柄(&圧倒的な歌唱力!)によるけど、大好きな先輩たちがMさんを歓迎し、激励してくれたこと。

 いつもこのオヤジメンバーの連係プレイは最高で、さらっと校歌を入れ、Mさんへのエールでシメた流れに、オヤジたちにとっては単なるノリや流れでも、私はとてもとても感動した。

 20年、色々あった。

 20年分の重みと、そして、今出会っている新しい先輩たち。

 新旧織り交ぜ、とても愛しかった。

 昨日のそのハコは、歌のレベルが超高かった。いつも上手な方々だけど、昨日は相乗効果なのか、特にハイレベルで超絶うまかった。カラオケでの盛り上がりで感動すらすることは今までにもあったけど、昨日は過去体験した中でもトップレベルの時間だった。


 帰ってからも、感動と幸せに包まれていた。

 例のごとく、興奮して眠れなかった。

 布団に入ってからも、幸せだなあとしみじみ思った。

 あんまりしみじみ思い過ぎて、口に出して言ってみようと思った。
 

 「幸せだなあ」・・・

 そばでぐーぐー、くーくー寝てる夫子供にも感謝しつつ、やっぱりなかなか眠れなかった。

 親しくしているオヤジ様たちは、みんな心がきれいで、一緒に会っていると心が浄化されていく気がする。

 
 どんなに豪快に遊んでも、どんなにエロい話をしても、他者や社会への愛情があふれているから、いつも尊敬する。


 みんな、ありがとう 大好き!大好き!!大好き!!!


               

           

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2011.03.02

 彼女だけの色

 子供と一緒に寝て、早朝目覚めてしまい、昨日の出会いについて考えた。

 思い出されるのは彼女のまばゆい笑顔。

 色々色々考えたら、感動して涙が出て、今ここに向かっている。

 だから物語にもなるけど、病気にもなるんだ。私の感受性ってどうしようもない!と思いながら・・・

******

 私の小説とブログの熱心な読者さんに会った。

 浄美(きよみ)ちゃん。

 3年前、彼女がブログに私の本の感想を書いてくれたのを発見し、ブログの印象から、こんなに若くて可愛らしい子が読んでくれたなんて!とうれしく思っていた。

 その後、このブログにコメント欄を設定した時にコメントを寄せてくれて、あ、あの時のあの子がこの子なんだ、とつながった。

 そのコメントで、彼女は闘病中のダンナさんを支えていることを書いてくれた。20代にして、たいへんな思いをしながら過ごしていることに驚いた。

 その後、何度かコメントをいただき、私が思いがけず病気をして(その時もコメント欄をさかのぼって励ましてくれた)、久しぶりにコメントを設定した時、浄美ちゃんは、ダンナさんが亡くなったことを教えてくれた。

 浄美ちゃんも若いけど、ダンナさんは私と同じ年だった。

 その後、少しでも励ましたいと思い、彼女のブログにコメントさせてもらったり、つかず離れず見守ってきた。 

 そして、このたび私が彼女に会いたいと思ったのは、上記のシリアスな内容よりも・・・

 ①ブログで顔出し写真を初めて見た時、チョー可愛い!!と思った

 ②早稲田のOBの方々と飲むようになって、バクゼンとその場に浄美ちゃんを連れていきたいと思った

 ③浄美ちゃんには、なんとしてでも幸せになってもらいたいので、誰か紹介したい

 ④7月にカナダへワーキングホリデーで出かけてしまうので、その前に・・・

 というのが理由だった。

 そしていざ、会ってみたら、文字の段階ではかなり繊細な子かと思っていたのに、どっひゃーと驚くほど、おもしろい子だった。

 もちろん繊細な感受性を持っているんだけど、それ以上に、とにかく明るい。

 お世辞ではなく可愛くて綺麗で、話も体験も深くて、おもしろかった。

 彼女にセンセーショナルなキャッチコピーや見出し?を付けるのなら、

 <30歳美女 喪主経験有り>

 だと思う。

 これはすごいことだと思う。

 うすい抹茶色の着物に、黒い帯を締め、凛とたたずむ彼女の姿・・・・(その話の頃にはすっかり打ち解けていたので、「かっこいい!」「写真ないの?」と盛り上がった)。

 彼女も私も、ただありのまま、まっすぐ素直に生きてるだけなのに、どうも、背負いきれない運命がやって来て、そこで学ぶことも多いし、結果人を励ますことができるだけのエネルギーも持てるのだけど、持て余す過剰さを、多くの人たち(特に男)に支えてもらって生きている。

 彼女も私も、「私という女」を数々の男性にバケツリレーしてもらっている状態・・・(その上で「夫」は夫でしかあり得ないという感覚も一緒だった)。

 「私たちってバケツ女だよね?」と語りかけ、爆笑しながら頷き合う。

 使う言葉、通じ合う言葉が同じだった。

 そして、どんな体験があろうとも、「100%ポジティブ!」に人生を楽しむ姿勢も同じ。美人な彼女のことを月にたとえる人もいるだろうけれど、私の印象では、圧倒的に太陽だった。パーッと晴れやかで強い光を感じた。

 タイトルは、彼女のこれまでの出会いの中から得た素晴らしい言葉からお借りしたけれど、本当に、浄美ちゃんには浄美ちゃんだけの色があり、オリジナルな人生がある。

 彼女がただ懸命に、自分の人生を歩んでいるだけで尊いし、感動的だと思った。

 色々あってのこの笑顔・・・

Photo

 

 本当は一緒に撮ったんだけど、あまりにも差が際立つので、ピンで撮らせていただきました(笑)。実物はもっと可愛くて、コロコロ変わる表情が見ていて楽しい!

 浄美ちゃんは結婚式場で働いていて、結婚式もたくさんお世話しているし、喪主としてお葬式もがんばった。その体験から「冠婚葬祭まかせてください」と言っていた(彼女は22歳の時、お父さんも突然亡くしている)。これはなかなか言えることじゃないし、頼もし過ぎる。

 人生、病気してなんぼ、葬式出してなんぼだよ。

 彼女も私も、どうも、ふつうの人が50代くらいで経験するようなことを、20代30代で経験してしまったけれど、その分、これからの人生を、どっしり落ち着いて構えていけたらいいな(彼女が「これから友達が経験する時に少しでもアドバイスできたらいい」みたいに話していて、なんて健気だろうと思った)。私たちの未来は明るいと信じたい!!

 それにしても、浄美ちゃん、相当おもしろかった。

 メモしておけば良かったと思うような名言がたっぷりだった。

 常々思っていることだけど、体験から生まれる言葉は強い。

 

 昨日は、もうすぐダンナさんの一周忌という彼女を励まそうと思って出かけたのに、結果私が励まされた。

 結局のところ、浄美ちゃんを励ましているようで、ずっとずっと彼女から励まされていたことに気づいた。

 私の本も、何度も読み返してくれていて、私が忘れてしまったような箇所も大切に読み込んでくれていた。

 『赤土に咲くダリア』は、今振り返ると、母になり切れていない、刹那的な女を引きずった小説だと思う。結婚10年経ち、夫との関係も変化し、子供たちも大きくなった今書いたのなら、まったく違うものになったと思う。

 ベースにある、20代で触発された『グレープフルーツ』という小説は、四人の男と関係を持ち、結果誰が父親かわからない子供を妊娠したところで終わる。

 あのトーンは今の私には書けないし、あのトーンで描いたものに、若くして人生経験豊富な浄美ちゃんが共鳴してくれたことがうれしい。

 私は小説によって、壮大な自己紹介ツールを得たのでしょうか?(笑)

 ダリアに共鳴してくれる人は、ともさかりえちゃんにしても(その後さらに仲が深まっている)、一見サバサバと男っぽいのに、その実「どうしようもなく女」というタイプが多い。

 PTA的な拒否反応も多くいただいたので、あの小説は一種のリトマス用紙と化している。

 私も、どうしようもなく女だし、その部分で語れる友を誇りに思う。

 しかし、初めて会ったというのに、お互いの「これまでHした人数」を打ち明け合っている私たちってスゴイ(酒も入ってないのに、呆れるし笑える)。これも、小説がつないでくれたご縁だね。

 浄美ちゃん、あなたは、人のことも自分のことも、きよらかに美しくできるエネルギーに満ちているよ。月光のように透明で強いのに、太陽のように温かいパワーを感じたよ。  お互いの人生に幸多かりしことを祈っています。

 ☆浄美ちゃんが書いてくれたブログです。深謝!!

 http://ameblo.jp/1214kiyomi/entry-10817029645.html

 

        

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2011.03.01

 キラキラ☆

 日曜。春みたいな日。

 朝からうれしいメールをいただき、あんまりにもうれしかったので、大好きな人二人に伝えた。

 たまたまその二人は、東と西に移動していて、二人とも聖地と呼べるような場所にいた。

 その場所からキラキラしたエネルギーに満ちた言葉をもらった。

 えこちゃん、あなたのおかげで、一日幸せに包まれていたよ。

 brilliantなエネルギーは循環するよ☆

            

         

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2010.12.08

 「今日のことも 明日のことも 今は何も考えないで 頭を 空っぽに しましょう」

 小学校の持久走大会の日、長男は結局捻挫が治らず、出場しなかった。

 それでも、みんなが走る姿を見たくて、応援に出かける。

 たまたま近くで一緒に見ていたお母さんの息子くんが一着でゴールだった。

 「同じクラスですよね?」と話しかけてくれた後だったので、びっくりした。

 2位も同じクラスで、前々から知ってる子だった。トップレベルの男子たちは体格が違うなあと思った。

*******

 余力を残して午後、ヨガに出かけた。

 入会したばかりの場所で、スポーツクラブと違い、プリペイドカード形式で、「待ってました!」と思うようなお得なところ(10月にオープンしたばかり)。このところ、地元ネタは名前を書くとすぐ上位に出てきてしまうので、今日は控えます。

 目的は、知り合いのT先生のクラスを受けることだった。

 T先生は、3年前まで、私の通う美容院で美容師さんをしていた。

 見かけからして(インド綿的服装&くらもちふさこの漫画に出てきそう)、自分と合う!(というか、なんて魅力的な子だろう)というオーラを感じていたんだけど、話をしたきっかけは、その日美容院に流れていた、UA×菊地成孔の『cure jazz』だった。

 私も買ったばかりのCDだったので「あれ、この曲?」と言ったことから、「彼女のCDです」という感じで紹介されたような、そんな記憶。

 私は、男でも女でも、逃したくない出会いは確保?しておくので、その場でマイミクのお約束をしたような気がする。

 その後、Tさんは、美容院を辞めて、本格的にヨガを学ぶわけだけど、美容院を辞める時に律儀に連絡くださった。

 かろうじてつながっていたようなミクシィを通じ、彼女がインドへヨガを学びに出かけたことも知っていた。

 時は流れて3年。

 私は、昨年の病を経て、体に向き合うことに目覚めた今年。ランニングも始めつつ、ヨガにも興味を持った。

 そして、彼女が専属のクラスを持つようになった場所は、家から近く、システムも良かったので、会員となり、ようやく初めて参加してきたわけです。

 始まる前、Tさんにあいさつし、まず感動。

 クラスを受けてさらに感動。

 自分が海や宇宙をたゆたっているような感覚だった。

 ヨガはブームにもなってるけど、私は精神性を重視したいので、単なるスポーツやファッション的にとらえているような場所には通いたくなかった。

 Tさんのクラスは、美容師時代「合う!」と思った直感通り、私にピッタリだった。

 タイトルは、最後の脱力の時間にTさんが口にした言葉。

 私に今欠けているのはまさにそういう時間で、こうして、ただ自分の呼吸や体に向き合う時間が必要なのだと思った。

 クラス後、Tさんとお話しているうちに、涙が出てきた。

 彼女が過ごしてきた3年と、私が過ごしてきた3年。

 Tさんも、「美容師時代、『ぼーっとする』ことがなかったから、ヨガへ行って、私も最初泣きました」と言っていた。

 おんなじだね。

 なんだか、不思議なくらいに、今年に入って色々動き出している。

 病気で、静や省を余儀なくされた昨年と打って変わり、競走部の面々やら、Tさんとの出会いやら、今の私に必要なものに素晴らしいタイミングで出会っている。

 出会ったから気づかせてもらえたのか、求めていたから出会えたのか。

 担当医のS先生の病院も、着々と建築中。

 帰りの車の中で、少なくとも、1年前のつらい時期から、今生き延びていて良かったと思い、また涙が出てきた。

 今出会える風景に、感謝。

       

               

 

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2010.12.07

 タダトモってすごい。

 ソフトバンク・・・やり方が気に入らないところはあるが、孫さん、確かにすごいわ。

 「ニッポンのコミュニケーションを変える!」などと彼は言ってないけど(言ってるかもしれんけど)、コミュニケーション、変わるわ。

 必ずしもいいことばかりじゃないけど、今日は朝から、本来ならまだ距離があったであろう人と、タダトモって理由を背景に、電話で長々話した。

 かなりディープな話。

 離婚調停だとか、DNA鑑定だとか、そういうのって、お話の世界かと思っていたけど、市井に転がっているんだよね。とはいえ、悲壮な空気漂うのではなく、「DNA鑑定」って言葉まで出た時には爆笑してしまった。困難というのは、度が過ぎると笑うしかないわけで、そういう体験は、種類は違えど私にもあるから、遠慮なく笑うことができる。

 その人は私がふと口にした「使命」だとか「魂」という言葉に反応して心を開いてくれたようだ。

 運命も、環境も選べないから、その中で自分がどう生きるか、だよね。そして、運命や環境をどう変革し、つくっていくか。

 頭の良さってのは学歴じゃないとしみじみ実感。

 ただ学校教育や家庭環境に恵まれなかっただけで、その人は今、スポンジが水をぐんぐん吸収するように、自分なりに勉強している。

 年を聞いたら私より10歳も下だった。

 世に出て何か説いてる人ばかりがもてはやされるけど、やっぱり、地道に生きている人こそ、素晴らしいし、強い。

         

         

           

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2010.11.05

 Gentle Night

 

 「ジェントルマン」と言うと、欧米の文化に対する憧れのようにも響くけれど、日本にも ジェントルマンっているんだなあとしみじみ思った。

 金哲彦さん講演会後の懇親会にて・・・。

 ワインを飲みながら、目の前に金さん、その横には、金さんの二学年先輩で箱根駅伝優勝メンバーの仲井さん(中村清監督時代)、私の隣には同じ誕生日の福井キャプテン(今日は実名書かせていただきますが、問題あったら教えてください)。

 金さんのご本『走る意味 命を救うランニング』には、本当に励まされたので、直接感想をお伝えできる喜びと感動で、冒頭しばし泣く(お話できない場合も想定し、したためたお手紙もお渡しした。ええ、抜かりなく:笑)。

 先週末、TBSの土井さん(サークルの先輩)に、金さんと面識あるか尋ねたところ、

 「金さん、知ってるどころか! いつも放送の解説でお世話になってます。

 すごく優しい&易しい目線で話してくれるので、聞いている側も走っている選手も救われていますよ」

 とのことだったので、そんな話も織り交ぜながら・・・。

 我ながら、点と点がすべてつながって線になってゆく(懇親会に参加する直前、駅のホテルのロビーで、その日長男がお世話になった整形外科の先生にも会った)。

 金さんは、お姿や著書を知るずっと前から、解説のお声を耳で聴いていたけど、その語り口のまんま、本当にソフトでやさしい方で、「一期一会ですから」とおっしゃっていたのが印象的だった。

 ジェントルマンとの出会いはさらに続く。

 途中、仲井さんの紹介でお話した、ネッカチーフをした、見るからに紳士的な男性。

 地元陸上協会の支部長、理事長をなさっている夏目先生(今思えば、先生、チーフはWカラーのエンジだったのでしょうか)。

 夏目先生は、郷土の宝、鈴木亜由子ちゃんの高校時代の恩師で、この地域の陸上指導において多大な功績をのこされた方。(亜由子ちゃんは、800m、1500mの中学チャンピオンで、高校時代は怪我に苦しんだけれど、名古屋大学進学後の今年、見事に世界ジュニア5位。インカレ3位。このブログにも検索でいらっしゃるファン多しです)

 スケールの大きな仲井さんが「夏目先生なら間違いない」とおっしゃる方。 

 夏目先生とはまず、私が中学時代参加した強化合宿でお世話になった当時の高校生ランナーの話でつながった。選手の名前で世代がわかってもらえるのはうれしい。

 その後、亜由子ちゃんの話をしていくうちに、先生が、すでにこの記事を読んでくださっていたことが判明。2009年8月 『潜在能力』 http://bit.ly/c5FArv

 (鈴木家のみなさま、ありがとうございます)

 「まさかここで日原さんにお目にかかれるとは」と言ってくださり、恐縮した。

 夏目先生のお話を伺っていると、日本の宝である亜由子ちゃんの才能を、いかに守り伸ばしていくか心を砕いていたことがわかる。それも、よろこびとして・・・。夏目先生の表現をお借りするのなら、歴代の「神様からの贈りもの」を大切に大切に育ててこられた様子が伝わってくる。

 本当に生徒たちへの愛情に満ちていて、自分の名誉ではまったくなく、長い目で見た生徒の指導をなさってきた。

 亜由子ちゃんに関して言えば、将来的にオリンピックへつながるような指導を考え、目先の結果にとらわれることなく、足に負担がかかるスパイクをインターハイの決勝で履かせなかった。夏目先生(そして亜由子ちゃん)の精神性の高さが窺える。ご自身が指導の壁を感じた時は、天満屋に見学に出かけ、オリンピック選手を連続して輩出している監督から直接お話を伺ったそう。

 本物も知っている。ロサンゼルスオリンピックの男子マラソン(瀬古さんたち)も、アテネの女子マラソンの野口みづきの勇姿も、生でご覧になっている。

 その上で、ランナーとしてただ速くなればいいという考えではなく、人間として、女性として輝いてほしいと真に願っている。

 こんな素晴らしい指導者に巡り合えた亜由子ちゃんは幸せだなあと思った。

 そして、その出会いを陰で支えたのが仲井さんだったと知り、感動した。

 地域の宝、日本の宝を、様々な垣根を乗り越え、ひたすらに守り伸ばしてあげたいと願い、結実する指導者の力。

 私たちの地元はスポーツのレベルが高いんだけど(特に長距離は高校駅伝で全国優勝したりしている)それらを支えている、確かな指導者の方々とお話でき、納得かつ感激した。

 競技や選手に対する愛情とエネルギー。

 すべてを超越する人間愛。

 亜由子ちゃんのお母さんからのメールではたびたび「夏目先生」という文字を目にしていたけれど、私もまさか本人にお会いできるとは思っていなかった。

 ご縁に感謝。

 こんなに素晴らしい方々が地元にいてくれるという事実に感動し、何度もハンカチで涙を拭った。

 懇親会お開きの後は、いつものメンバー?でスナックへ。

 008くんも一緒。

 保育園から一緒の人と大人になって、同じ風景(かなりvivid)の中にいるのは、おもしろいものだ(送ってもらった)。

   

 家に帰り、布団に入ってからも、その日出会った素晴らしい方々の純粋さを思い出し、涙が出てきた。

 真のジェントルマンとは、愛に満ちた、心が美しい人。

 本当の「先生」、指導者が天職という人っているんだなあと思った。

 ☆出発前の私(次男撮影)&ツーショット(次男はふだんドライなくせに、私が出かけようとするとベタベタする。この日も旗を振って送ってくれた)

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 ☆深夜のGメン。大好きな先輩たち!!

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 百獣の王的先輩(これまたジェントルマン)の言葉。「今日という日は、二度とない!」

 人生の様々なタイミングの方々と出会え、色々と学ばせてもらいました。

           

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2010.10.22

 ゴッホとかんなくず

 

 静かだ。

 子供が寝たら、こんなに静かだなんて。

                         ☆

 小島聖さんの昨日のブログ 『ジャガイモを食べる人々』http://blog.honeyee.com/hkojima/archives/2010/10/21/post-317.htmlで読んだ、ゴッホの言葉に感動し、そのまんま、検索してみると出てきたページ。

 フィンセント・ファン・ゴッホ 作品と解説

 http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/gogh.html

 Gogh_mangeurs00

 「僕はこの絵で何よりも、ランプの下で皿に盛られた馬鈴薯を食べる人々の手が、  大地を耕していた手であることを明確に表現することに力を注いだ」

 というその手を、どうか拡大して見ていただきたい(画像クリックで大きくなります)。

 涙が出そう。

 私も、手で生きてきた人たちがいっぱいいる地域で生まれ育った。

 土をつかむその手は、男も女もたくましかった。 

 その手の尊さや素晴らしさを、忘れてはならない。

 ゴッホに関しては、川上未映子さんの、この文章も好き。

 川上さんが、こんなに有名になる前に書いた5年前の文章。

  『私はゴッホにゆうたりたい』

 http://www.mieko.jp/blog/2005/03/post_3.html

                         ☆

 夕方の喧噪のなかで、長男が私の鼻に無理やり近づけた、「かんなくず」。

 日曜の豊橋まつりの木工コーナーで、オヤジと一緒に何か作った時、大工さんが削ってくれた木のかけら。

 忙しい時間、自分がいっぱいいっぱいの時間は、「いいにおいだよ」と言われても、香りがしなかった。香りを感じ取る余裕がなかった。

 静かな今、手に取ってみたら、想像以上の檜の芳香・・・。

 明日、長男に「いいにおいだね」って改めて言いたい。

 いい香りを、一緒に楽しめる余裕を持つのは、ずっとは無理だけど、もっとちゃんとしたい。

 兄弟がそれぞれ2歳の時点で、体力を追い越された気がする。

 お母さん=昼寝の人、と思われている。

 欲しいのは、体力。

 知力気力より、まず体力!!!

         

                       

         

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2010.09.11

 奇跡って本当にある。

 昨日、新聞折込に入っていた、地元情報紙の「Chigiri(ちぎり)」。

 その一面に出ていた林正道さん。

 この辺ではお名前や記事を見たことのある人も多いと思うけれど、この方について、少し書きたいと前から思っていた。

 林さんのHP 『海洋楽研究所』

 http://kairakuken.web.fc2.com/index.html

 昨年取り上げられたフジテレビの 『アンビリーバボー』(←偶然見ていた)

 http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/447/p447_2.html

 林さんとお会いしたことはないけれど、7年前に一度電話でお話したことがある。

 当時、出版に向けて推敲していた原稿に海洋生物学者を登場させており、まったく想像で書いた部分について、専門家のご意見を聞いてみたいと思ったのだ(日本鯨類研究所等にも尋ねたけどその上でさらに・・・)。

 林さんの活動に関するHPからたどっていって(間に人に入っていただき)、電話番号をお聞きし、思い切って電話で問い合わせたら、「だいじょうぶですよ」という内容の温かい返事だった。

 その頃出版されていた彼の著書も読んでいた私は、近くに住んでいるのならお会いしてみたい、と思ってその気持ちを伝えたところ、彼は言いにくそうにおっしゃった。

 「ぼく、ガンなんですよ」

 それまでの活動から、イケイケどんどん、という空気を感じていた方だっただけに、おそらく表向きにはまだ公表していない病気の事実に驚いた。

 その後、無事出版された際に報告とお礼のメールをお送りしたと思うけれど、彼の状況から連絡を控えた。

 そして昨年。

 全国放送で林さんの近況を知った時には、本当に驚いたと同時に、病気が快復して良かったなあ、本当に奇跡だよなあ、と思った。

 電話でお話しした時は、そのまましぼんでいってしまうのかな?という印象だったから。

 今、日に焼けて筋肉隆々の氏は、本当にたくましく、頼もしく見える。

 私は自分の体験からも思うのだけど、難しい病も、意識を病気(患部)からそらすこと、好きなことに熱中することで克服していけるような気がする。

 今読んでいる本は、『野口整体 病むことは力』 金井省蒼著。

 この記事、闘病中の鉄平さん http://ameblo.jp/teppeinokouseki/ にもお伝えしようと思う(レイチンの友達でもある)。

 私は鉄平さんの声や語り口が大好きなので、本当に驚いたし、やっぱり病って「いい人」がなっちゃうんだよなあって思った。鉄平さんのことは、勝手に近い気持ちで応援している。

 林さんとはいつかお会いできると思っている。

 子供のイベントで市内でもご活躍中なので遠くはないと思うけれど、今までなら、会いたい人にはすぐに会いに行っていたけど、私もスローダウン中なので(笑)、ご縁がある日を楽しみに待っています。

 7年前のお礼と、病から生還されたことへの祝福を改めてお伝えしたいと思う。

         

     

 

          

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2010.07.24

 花火!

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 花火撮るの、タイミングが難しい!!

 肉眼でもちゃんと楽しみました。

 この打ち上げ花火、点火してるのは、魚屋のMくんのお父さんです(笑)。

 彼は必ずPTA会長をやるから、楽しみだ。

 校庭で出会った、長男のクラスメイトの男の子が、「ルカとサヨコがお前に会いたがってたぞ」と息子に言い、息子よりも私がうれしい♪

 夜、迷いなく手をつないで歩いてくれる長男だけど、この先いつまでかな?

 いったん離れても、おばあちゃんになった時、またつないで歩いてくれるのかな?(徘徊老人にならぬよう気をつけねば・・・)

 そして今日、山梨の親友に、5人目の赤ちゃんが誕生した。

 朝、「いよいよか?」というメールをもらい、夏祭りに行ってる間に報告メールが届いていた。

 おめでとう!!!

 昼間は弟から、甥っ子☆の脂漏性湿疹についての質問。

 みんな、がんばってる。

 弟の質問をきっかけに、次男が生まれた頃の写真を久しぶりに見た。

 首を腫らして、やつれた顔してがんばっていた私の顔があった。

 それを見て、また泣いた。

 命がいちばん尊い!

              

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2009.05.20

266 大安の青空

 大安。愛知は気持ちのよい青空。

 昨日、親友の大好きな人と、私の大好きな人が、仕事で初対面しました。

 しかも北海道で!

 もともとは、友達と私含んだ4人で飲みたいねと話していたけれど、友達も私も子供がいるし、殿方2人は東京なので当然思うようには叶わず、でもいつか!とは思っていた。仲介というほどのことはしていないのに、昨夜の飲みの後のお礼のメールを受け取って、涙が出そうになった。

 私たちは今、飛び回るわけにはいかないけれど、結婚しても、子供を持っても、新しい出会いや関係を大切に守ってきたから、動き回れる分身のようなソウルメイトたちが私たちのいないところで、新しくつながってくれる。

 あちこちつながりすぎて、こわいほどだけど(笑)。

 独身の頃は、自由に無軌道に人とのつながりを増やせたけれど、今はそういうわけにもいかない。不自由な状態の今だからこそ、それでもつながる人、つながっていたい人というのは、本物だと思う。

 本物の速度や濃度や密度は高い。

 そして、心からの関係には運も味方してくれる。

 親友も私も、常識とは外れた自分を貫くために、傷もいっぱい負っている。でも、こんな瞬間を迎えると、やはり(物理的な旅は無理でも)、魂の旅を続けていてよかったと思う。

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 関西で子供たちの休校を余儀なくされているみなさん、たいへんだと思います。遅かれ早かれ、日本中の問題だと思っています。用心は大切だけど、過剰に心配することなく、時が解決してくれるのを祈りたいですよね。

 行政や教育機関、家庭にとっても初めての体験。

 スペイン風邪やアジア風邪について目にするように、何十年か先に(それとも頻発するのかもしれないけれど)、「あのメキシコ風邪(←様々な配慮からそう名付けはしないが)の時は、おばあちゃん、たいへんだったよ」って笑って振り返られたらいいな。乱世に立ち会うことは不幸だけれど、幸福でもあると信じたいです。

 小説の第一稿330枚が完成し、昨日編集者さんに送りました。というわけで、現在オフ&主婦強化週間。美容院や美術館に出かけ、衣替えをがんばります。子供の衣替えって、単純に服の入れ替えだけじゃなく、着られなくなった服のことも考えなくちゃならないから、数式を解いてるような気持ちになるよ(苦笑)。

 ☆濱田くんへ 冒頭は、御大のことです。またメールでお伝えするね!

   

           

          

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