こども

2011.09.18

 庭でテント/土の記憶

 Photo_2

  Photo_3

 Photo_4

 Photo_5

Photo_9
 

 Photo_7

 

 三連休の真ん中、18日夕方。庭にテントを張って、外でカレーを作って食べ、テントで寝た(私は子供が寝入ってから家に戻って今、これを書いている)。

 と言っても私は何もしてなくて、オヤジランナーお二人と公園でランニングして帰ってきたら、庭にテントが出現していて(笑)、カレーも、長男が作ったのをいただいた。

 父と息子たちの前々からの約束、「庭でテント」が決行されたというわけで・・・

 日中はまだ暑いものの、夜はだいぶ涼しくて、テントの中で息子たちに向けて色んな話をした。「おもしろい話してして」とせがまれるので、最初はテントから連想し、中学時代のキャンプ体験の話から・・・学校行事で出かけたキャンプで、夜、当然お風呂に入れないし、でも、当時私たちの学年は問題児で色気づいてて、夜シャンプーだけでも、と妙に熱意を燃やしてる女子がいて、手洗い場の水道で夜中、シャンプーを始めたら、先生に見つかって頭泡だらけのままテントに逃げ込んだってことがあったなあって話など。

 その後思い出される話は、ほとんど幼い頃の自然や家族にまつわるものだった。

 実家がまだ古い家だった頃のこと(庭に井戸があり、トイレも外のポットン便所だった)。

 庭のみかんの木にのたっていた蛇が、何かの卵を飲み込んで、のど元がふくらんでいたこと。家によく野良猫が上がり込んでいたこと。小学校の遠足で出かけた山や伝説のある大きな石のこと。

 色々思い出したけれど、特にヘビネタが多かった。

 小学校1年生の下校時、通学路ではない草道を通っていたら、蛇がカエルを食べていてびっくりした(カエルのお腹がはじける音なのか、パチンパチンと妙な音が響いていた)。

 高校生の時、自転車でバス停へ向かおうとしたら、急な坂道の道幅分くらい長い蛇が横たわっていて、どうしてもそこを通れず、家に戻って母を呼びに行ったこと。

 口には出さなかったけど、頭を巡った映像には、おばあちゃんと一緒に見た裏庭の蝉の羽化場面(美しい)や、家の裏の鬱蒼と生い茂った木々や草原の記憶があった。

 地べたに近いところに寝転がってみて、子供たちに聞かせたいと思う話が土に近い記憶ばかりで、我ながら新しい発見をするような気持ちだった。

 なんだかそれって、大切な体験だった気がする。

 なんだかそれって、大切なことのような気がする。

 息子たちが寝静まり、それぞれの顔を撫で、この頃は寝かしつけをしなくなったけれど、こうして「寝てくれた」姿を見て、ホッとしてきたいくつもの夜を思い出した。

 そして、テントの中で、私は思わず正座して、祈った。

 「神様、仏様、お月様、太陽様

  どうか私たちをお守りください」

 私たちというのは、我が家族、そして今、困っている日本の人たち。

 ノー天気に、テント話書くつもりが、しんみりした夜になった。

 

|

2011.09.13

 本日のアホ男子(アホ母)

◎日曜夜にfacebookに載せた分です。

 息子(長男)から聞いた、本日の男子のアホぶり。

 

 ☆校区の運動会後の打ち上げで、集会所の敷地内にある東屋みたいなところの屋根に男の子(小5)が登り、それを見た、すぐそばのマンションに住むその子のお母さんが、「やめないとお父さんに言うからね!」と言って、ベランダからデジカメで証拠写真をパチパチ撮っていたそう。その光景を思い浮かべると笑えるけど、お母さんはとっても真剣だったらしく、その気持ちもすごーくわかるなあと思った。

 

 ☆おなじみ男子のビービー弾で、男の子(これも小5か小6)が、葉っぱを打とうとして、友達に葉っぱを広げて持たせ、それに向かってバーンと一発。そしたら、葉を貫通して、サンダルの自分の足に弾が当たって「イタタタタ!!」

 同じ男子、空に向かってビービー弾を放ち、「誰に当たるかな?」って言ったら、お約束の自分の顔面直撃で「イタタタタ!!」。

 そんな話を息子が楽しそうに語ってくれて、親子で身をよじって笑った。

 「男子ってほんとバカで最強!!」(←梅佳代ちゃんの言葉)

 

 その後私が思わず、『ドナドナ』を歌い(あの悲しい歌を男子が笑いに変えていたので思い出した)、私たちの頃の男子のアホエピソードを伝えたら、息子が大笑いしたんだけど、息子は健全な男子なのですぐに寝て、不健全なオバチャンの私は目が冴えちゃった!!

 

|

2011.08.17

 「溺れてると思われるな、自分!」

Photo

Photo_2

 

 <旅日記もまだ続けるけど、いったんお盆日記>

 毎年恒例の、伊良湖ビューホテルのプール(写真は去年のブログより)。

 

 昨年長男が初めて挑戦した飛び込み台(当時小3)。今年は次男(小1)がどうしてもやりたいと言うので、まいった。飛び込むことはできるだろうけれど、その後、自分でちゃんと泳いでプールサイドまで戻って来れるのだろうか? 水深3メートルの足のつかないプールにびびるんじゃないか?などなど。

 色々リスクを伝えても、どうしてもやりたい!!と言って聞かないので、最初に兄がやるところを見せて学習。そして、ライフセーバーのお兄さんにも「初めてですか?」「泳いで戻れそうですか?」と聞かれ、「初めてで、どうしてもやりたくて、泳いで来れるかどうかは、やってみないとわかりません」と正直に伝えた。「初めてだと溺れそうになる子がいる」と言われ、やめさせられるかと思ったけど、「万が一溺れそうになったら僕が助けますから、お母さんはここにいてください」と言ってくれたので、お願いすることにした。

 いよいよ次男の番。

 期待と緊張の面持ちで、思い切って飛び込み、めちゃくちゃな泳ぎ方でなんとかプールサイドに戻ってきた。ホッ。

 監視員のお姉さんまで、「おめでとうございます!!」と言ってくれて、次男は誇らしげ。

 やれやれ、よかったと思い、足のつくところで、妹と私が見守る中、またしても、めちゃくちゃな泳ぎ方で泳ぎ始めた次男のところへ・・・・・・

 さっきのライフセーバーのお兄さん(インパルスの堤下似、太っちょ)が、すんごい勢いで飛び込んで泳いできて、次男、救助されました(笑)。

 右目の片隅に、なんか、すっごい勢いでお兄さんが来たなあとは思ったけど(体型からしてオットセイのようだった)、まさか目の前の我が子が助けられるとは・・・。

 お兄さん、次男を抱きかかえた状態で、そばにいた私に向かって「目を離さないでくださいね」と言ったのだけど、お兄さんも「あれ?さっきの飛び込みの時のお母さんだ!」と気づいて、若干困惑顔。

 私も目を離すどころか、1mの至近距離で見守っていたので、オイオイと思いつつ、それでも飛び込みの時のありがたさもあったので、「ありがとうございます」とお礼を言って次男を引き取ったが、笑いが止まらない・・・・・

 溺れてないのに、溺れてると思われて救助されてしまった次男(笑)。

 次男はいちばん困惑顔。やがてそれは憤慨に変わり、「せっかく泳いでたのに邪魔された!!」と言う。そばで見ていた妹も、周囲のおじさんおばさんも、いったい何が起こったんだ!?とア然とした空気。

 私はその後しばらく、「この子は溺れてるように見えるけど、溺れてるわけじゃないんですよ~」とアピールしながら、すぐそばにピッタリついて回らなくてはならなくなった。

 自立心が強過ぎる次男は、大真面目に必死に泳いでいる最中(確かにモゴモゴしてて、溺れてると思われても仕方がない泳ぎ・・・泳ぎ方を教えようにも素直じゃないので聞かない)、手を差し伸べられると怒る。

次男はまるでその日のミッションのように、「溺れてると思われるな、自分!」と自分に言い聞かせていた(笑)

 次男は、どのプールへ行っても、マークされてしまう。

 ジャンプしたり動きが派手なので、目立ってしまうよう。「りすぱ豊橋」でも、トランシーバーからトランシーバーへ連絡されてしまう。

 ほんとに、親もめいっぱい注意して、本人も大真面目なんだけど、こういう子供を抱えた場合、どうしたらいいんでしょうね。

 ま、笑うしかないんだけど(笑)

 プールから帰る時、いちおう、ライフセーバーのお兄さんに「助けていただいてありがとうございました」と、「毎年来てるけど、初めて飛び込みができたので、いい思い出になります」とお礼をお伝えした。お兄さんも、仕事に使命感持っている、とってもやさしいいい人だったので、これからも、ふるさとのプールでがんばってほしいなあと思う!

 

 

|

2011.07.21

 すってはくのが深呼吸

 昨日回ってきて、おもしろかったもの!

 「ドイツユーロスポーツが、NHKアルゴリズム体操に出演した なでしこJAPANの動画見て「これが世界一になった日本の斬新な練習方法!」と誤報」 

 ピタゴラスイッチもアルゴリズム体操も、今はご無沙汰になっちゃったけど、子供も私も大好きだった。

 今日から夏休み。

 午前中、毎年行く滝に行き、鮎を食べて、午後からは、兄弟の個人懇談会。

 毎年のことながら先生の話を聞くうちに泣けてきた。

 次男は大きくなって、がんばってるなあと感じたし、

 長男は、ダメだなあという部分も出てきたけど、それでも、とってもやさしいし。

 ともかく、二人とも、一日も休まずに通っただけで立派でした。

 

 滝の写真は次回UPします。

 

 

|

2011.07.03

 水泳/水色 

 日曜の午後、思いつきで、息子たちの大好きなプール(りすぱ豊橋 http://bit.ly/mea5oU)へ行った(夫は監督をするようになった大学の柔道部の試合)。

 毎年行くプールは3つくらいあるけど、同じ施設に行くと、子供の成長をはっきりと感じる。りすぱの次男曰く「フッフッのプール(つま先立ちで鼻の穴をかろうじて出せる深さのプール)」で、今年はゆうゆう足がつくようになっていた。

 次男は運動能力が高くて恐いもの知らず。昨年から一回転して飛び込みとかもやっていたけど(りすぱは禁止)、今年は、水中で二回転&後方回転も軽くやってのけた。

 対する長男は、運動が苦手。次男はかけっこも速いし、逆上がりも20回くらいぐるぐるだけど、長男はかけっこはずっとビリで、逆上がりも未だにできない(ちなみに小4と小1)。

 しかし!!

 長男は水泳は好き。それに、いつの間にか太ってしまったので、浮く!!

 今日は、最終的に25mプールを使って、自己流背泳ぎとクロールを混ぜためちゃくちゃな泳ぎ方だったけど、なんと足をつかずに続けて500m泳いだ。

 かなりびっくりした。

 学校でやっているクロールでは、まだ25mも泳げないのに、めちゃくちゃとはいえ、一気に500!(しかも、直前には225mクリアし休憩時間に入ってしまい、休憩明けに500)

 運動音痴で、弟にいつも負け、兄弟でやっている柔道も長男は嫌々だけど(私はやめていいと思ってるけど夫が)、、、

 そんな長男が、運動で生まれて初めてやる気を見せた姿に感動して泣きそうになってしまった。

 強迫観念のように、泳ぐと決めたら泳ぐ!って感じで、意地でも足をつかない姿が滑稽やら頼もしいやら・・・

 やっぱり得意不得意ってあるんだなあ。

 負けん気では常に負けない次男も、7mと、ちょっと足をついたけど15m、がんばって泳いだ。

 長男は、トータルすれば1㎞くらい泳いだと思う(次男でさえ500mくらい)。

 私も子供を見ながらどうしても泳ぎたくなっちゃうので、子供が休んでる合間に25mや50mを何本か。

 帰りに子供向けに用意してあった七夕の短冊にお願い事を書いた。

 兄弟が「クロール25m」とか「(ポケモンのDS)ブラックホワイトクリア」とか書く中、私もよほど「日本が平和になりますように」とか「原発収束!!」とか書こうかと思ったけど、トーンが違うのでやめておいた。

 最後、長男が「お母さんが病気になりませんように」と書いたのを見てまた泣きそうになる。

 一昨年、同じプールで子どもたちと思いっきり泳いだ翌日、私は原因不明の熱を出し、その後入院したのだった(スティル病で)。その時の体験は、親子に今も残っている。

****** 

 予想以上に長居したプールから慌てて戻り、ニコニコ動画で広瀬隆さんの講演会(@郡山)を見た。お名前と著書は存じていたけど、初めて広瀬さんのお話を伺い、想像以上にわかりやすく、そして、恐ろしかった。

 会場から拍手が起こりながらも、いちばん複雑な思いは(郡山の人たちの疎開や避難を訴えている)広瀬さん自身だろうなと思った。

 ニコ動に流れていた大量のコメントの流れで、細野大臣は本当に家族を疎開させてるのだろうか?と思い、「細野 疎開」で検索したら、いわゆる有名人の疎開情報が色々出てきて、その中で「UA 阿蘇」という文字を見つけた。

 やっぱりUAは疎開してるんだ~~と知る(第三子妊娠も今日知った)。

 食事の後(どうでもいいけど、夕食は夫が餃子を作ってくれてあった)、片づけもせずに講演を聞いていたので、遅くに洗い物を始めつつ、久々に、猛烈に聴きたくなって、UAの『水色』をかけた。96年に出た大好きなアルバム『11』より・・・

  (水色の歌詞の一部)

    季節は 限りなく 回り続けてるけど

    わたしの この心に 光る水色は

    いついつまでも 変わらない 空と海の色

 UAの歌声と歌詞に、またしても泣けてくる(泣くのは前々からちょっとしたことですぐなので、病んでないですよ!)。UAがまだ、その先に、村ジュンと別れることも、新しいダンナさんとの間に第二子を得ることも、家が火事になることも、震災や原発事故が起こることも、第三子を身ごもることも、阿蘇へ移住することも知らずにいた頃の歌声。

 UAの歌を聴くと、花鳥風月という言葉を思い出すけど、日本は美しく、特に『水色』の響きは、尺八など、ゆるやかでたおやかな日本の美を感じさせてくれる。

 私、自分の人生で、「あの頃は良かった」なんて思ったこと一度もなかったけど、『11』の頃の日本は良かったな、と思ってしまった。

 さて、しんみりしていても仕方がない。

 プールへ行っても、そこがゴミ焼却場の熱を利用しての施設であるために、思わず、「ガイガーカウンター届いたら、ここでも計ってみよう」と思ってしまった私で、今やどうしたって(この先何十年も)、原発のことは切り離せないけど、「いついつまでも変わらない空と海の色」が幻にならないように、地球に甘え過ぎないように、なんとかしたい。

 

 UA 『水色』 (乳が気になる映像だけど、素晴らしきアカペラ♪)  

    http://youtu.be/ny8LlCa6_2w 

           

|

2011.05.26

 全力少年 (追記あり)

 次男にまたしてもトラブル。

 詳しく書くのは控えるけど、悪気なくやったことで知らない人の物を傷つけてしまい、お詫びと弁償。

 火、水、木とごちゃごちゃが続き、そういう運気なのか?

 いよいよ「謝る母親」突入か??

 夫に報告後、凹んでいたのを友達に慰めていただき(みなさまのおかげで生きてます)、そんな中、たくさん子供たちを見ているお方からの言葉に涙が出た。

 「わんぱくは男の子の勲章だ!!」

 「いい勉強したね、次男坊!!」

 

 落ちた気持ちを上げようと、思いついてスキマスイッチの『全力少年』を聴いているうちにまた泣いてしまった。

 最後の方の歌詞。

 <紛れもなく ぼくらずっと

  全力で少年なんだ

  セカイを開くのは ぼくだ>

 いつもなら笑えそうもない素人さんのこのプロモに励ましていただきました。

 http://youtu.be/43kSK8sDSHg

 バカっぽさがまさに少年!

 ちなみに、音は悪いけど、本家はこちら・・・(二人の笑顔が最高)

 http://youtu.be/MfzH0qJ3oYE

 スキマスイッチの大橋くんは妹のダンナさんに似てて、常田くんは元彼に似てる。

 なのでスキマスイッチを見ると、いつもその二人を思い出す。

 はーーーっ、萱野稔人さんhttp://diamond.jp/articles/-/2997のお母さんに、彼の幼い頃の武勇伝を聞き(笑っちゃうほどすごい)、うちはまだまだ甘いなあと思ったけれど、毎度凹む。

 まずは大きな母親になりたい。

*******

  

 いつも大好きだけど、特に心に沁みた高野さんのケーキと言葉。

 http://bit.ly/lssHM7

  

 ケーキ作りの工程や、味わった時のふわりとした美味しさ、こみ上げる気持ちなどを想像し、本当に共感します。

         

      

 

       

|

2011.05.10

 ぬいぐるみのイノチ

 連休中に次男が100円ショップで買ったサルのぬいぐるみ。

 以下三点。ポーズはぜんぶ次男がつくったけど、イノチが宿って見えるから不思議。

Photo

Photo_2 

Photo_4 

 瞳、キラリン♪ (写真だとあんまりだけど、本当にすもうしたり、踊ってるみたいだったよ)

 この子たちは、ナイナイの岡村に似てる(着せてる服は長男が靴下で作った)。

 次男のぬいぐるみ好きは、スヌーピーをパトラッシュと呼び始めた頃から始まった。

 この写真も好き(去年の夏)。

Photo_5

 かわいがればかわいがるほど、ぬいぐるみにイノチが芽生えてくるから、本当に不思議。

        

             

|

2011.04.30

 ハッピーバースデー☆

 Photo_4  

Photo_5

Photo_6

 おめでとう。むーくん!!

 かよちゃん電話くれたのに、出れなくてごめんね(柔道だった)。

 こんな感じだったよ♪

        

|

2011.04.09

 願いは叶う~一歩踏み出す

 小学校の退任式の日。

 長男は、大好きだった晴子先生に、式の前にバッタリ会えたそう。

 「いないかな~」と思って、駐車場を見ていた時、ちょうど車から降りてきた先生を発見。駆け寄って挨拶をしたそう。

 照れること、言いたくないことはすぐに「忘れた」という息子たちなので、最初は「どんな風に?」と聞いても「忘れた」と言って片づけようとしたけど、その後、「全校生徒で話したの俺だけだと思う」とか、「ほかにも、『晴子先生だ』って言ってる子はいたけど、近くまで行ったのは俺だけだった」など、ポツポツと話した。

 これを聞いて、私は褒めた。

 「そういう風に、『会いたい』って願っていれば会えるし、いざ会えたら、恥ずかしがらずに声をかけることは大切だよ。先生だってきっと喜んでくれたよ!」                  

                      ☆☆☆

 昔々、バルセロナを旅していた時、サグラダ・ファミリアで、彫刻家の外尾悦郎さんにバッタリ会った。http://youtu.be/CEQ1y-4tIyQ

 旅の直前に、外尾さんを特集したドキュメンタリー番組を見て感動し、会えたらいいな、と思っていた。常に目につくところにいる人ではないけれど、私が巡った時はちょうど見えるところで作業をしていて、私は吸い寄せられるようにして、立ち入り禁止の工事現場に入っていった。何の迷いもなかった。

 本人を目の前にして、興奮気味に「会えてうれしい!」と語ると、外尾さんも歓迎してくれて話が盛り上がり、帰りにお土産まで持たせてくれた。教会の外壁用のヴェネチアグラスの欠片と、外尾さんの作品集にサインまで書いてくれて・・・。

 教会から出た私は、キャーキャー飛び跳ねて喜び(近くにいたスペイン人たちに怪訝な目で見られつつ)、一緒にいたフランス人の友達も「incredible!!」と大興奮していた。

 その時に外尾さんが言った言葉が忘れられない。

 「こんな風に、立ち入り禁止のところへ入って来るのはいけないことだけど、礼儀正しいのはいいことだ。若者は一歩を踏み出す勇気を持たなくちゃ」

 息子の昨日の行いは、何も悪いことではなく、少しの勇気で先生にお別れの言葉を直接言えて、本当に良かったと思う。

 そうやって、行動できる人とできない人といるとは思うけれど、私だって、幼い頃は、一歩を踏み出すのに勇気がいったし、一歩を踏み出すことで批判されることもあったし、傷だっていっぱい作ってきた。

 だけどやっぱり、信念を持って一歩を踏み出すことによって、世界は確実に広がる。

 息子たちはまだまだ人生の始まりの時にいて、今後様々な場面に出会い、悩みや葛藤を重ねながら、自分なりの歩み方を見つけていくと思う。

 今回先生に声をかけたような小さなできごとが、やがて大きな夢へと発展していったらいいし、子供が迷った時、それが大きな目で見てよい方向へのものであれば、親として背中を押すお手伝いをしたいなーと思う。

      

           

|

2011.03.23

 情緒不安定親子

 卒園の次男のフォローばかり気にしていたけど、明日修了式の長男が、

 「明日で終わりがさみしい」

 と言って泣き出した。

 いやはや、本当に、親に似て涙もろい(いいんだか悪いんだか)。

 長男は、3年生になってすごく「やんちゃ」になった。とても楽しいクラスだったよう。

 転校する子もいるらしく、そりゃさみしいよなあ。

 次男も、素直な言葉が出せないだけで、相当さみしそうだし・・・

 見たことないような表情を見せるので、ついつい笑ってしまうのだけど、二人を見ていて思うのは、子供の表に出てくる言葉なんて、感情の中のごくごく表層、もしくは、ようやく言葉としてまとめられたごく一部(もしかしたら本心とは違う)なんだなあということ。

 だから、彼らなりの少ない経験や語彙の中からようやく出てきた言葉一つをとって、すべてをわかったような気になってはいけないし、頭ごなしに叱ってもいけないなあと思った。じっくり対話して探っていかなくちゃ。

 今、長男は、ホットミルクを飲んで言った。

 「ふうっ、心も温まるね」

 これは、言葉通り受けとめていいと思う。

                    

|

より以前の記事一覧