音楽

2011.09.22

 9月のうちに

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 昨日回ってきた、ぢゃぽんさんのツイート。

 

 ブログ、許可いただいて、ここにも転載します。

<18日最後のOA曲の菊地さんの曲紹介がクール過ぎてたまんないので、文字起こししてみました。
 
 どんだけ好き?ってくらい、私も菊地さんの言葉が好きだし、何度も聴いてる『セプテンバー』を一層素敵に思える。ぢゃぽんさん、ありがとうございます☆
 
 
 ☆私にとっての『セプテンバー』の思い出。
 
 初めて聴いたのは高校3年生の卒業間近。当時学校に内緒で通っていた自動車学校で再会した中学時代の同級生の車で聴いた。彼は一足先に免許を取っていて(ちなみに、17歳で父親になった男)、その車に何人かで乗っていたんだけど、鮮明に覚えているのは、この曲が繰り返し流れていたこと。免許取りたての危なっかしい運転で、海辺の堤防(今は柵ができたけど当時はなかったところ)をくねくね走り、車内であの、「Ba de ya~♪」がエンドレス。かなりキョーレツな出会いだった。パパになったばかりの彼も死ねない、もうすぐ東京へ行く私も死ぬわけにはいかない、というヤンキー車内のセプテンバー!!
 
 
 昨日出たばかりのDCPRGのアルバム。出遅れてしまったけど急いで手に入れるぞ!
 
 
 
 
 
 
 

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2011.09.04

 UAからの手紙@アンナプルナ農園 (追記)

 

 http://youtu.be/dCUqqPD7Occ

 facebookやツイッターにも載せたけど、以下が全文(フォントが直せない)。

 4月にUPされてる動画だから今さらだけど、UAの今に、なんだか嫉妬しちゃった。

 彼女のことはデビュー頃、異常に好きで、何年かはアルバムを全部買っていた。第一子の妊娠・結婚・離婚・第二子・再婚・火事・震災・第三子妊娠と阿蘇への移住・・・。大阪出身だし、彼女のお母さんは奄美大島出身だし、そもそも西や南のひとだけど、葛藤は色々あったにしても、直感に従うようにしてひょいと移動して、移動した先にも歌がある。最後に歌ってる「水色」は、私も震災後、最初に聴いた(聴きたいと思った)歌だった。

 彼女がシンガーではなくシャーマンの片鱗を見せることが嫌だったんだけど、この映像を見たら、彼女はやはりシャーマンなんだなって思った。

 愛知で放射能のこと気にしてると、神経質と思われたりするけど、どう考えてもそうではなくて、誰かがコメントしてたけど、第六感を信じると、UAが「私はこれからは九州より南で暮らす」ってのは自然だと思う。私が信頼する、まさに第六感の友達は、明日1歳の息子連れてトルコに旅立つ。神経質とビンカンのラインは?

 地元の暮らしを愛してて、今日も楽しみな飲み会だけど、裏腹に、南に移住してるUAをうらやましく思う。

 本日、ガイガーカウンターがようやく届きました。安定しない数値にドギマギしてる。今日の飲み会にも持って行く(笑) 地域を計っていくので、また報告します。

(追記) UAはその後、沖縄で第三子を無事出産したそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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2011.08.08

 クオシモード

 旅のこと、載せたい写真も、書きたいこともいっぱいで、子供は夏休み中だし、なかなかUPできないので、かっこいいクオシモードの2曲!

 ☆「Music Can Change the World feat. HanaH」

   http://youtu.be/nOlQCEQimkw

  (↑ 初めてラジオで聴いた時、「誰?」と思い、HPで調べ、クオシモードの存在を知りました。真夏にもぴったりの曲)

 ☆「Relight My Fire」 

   http://youtu.be/PUN-HA2U4e4

  (↑ 何度聴いても、く~っ、かっこいい!!って思う。ライヴ行きたい!!)

 

 

 

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2011.05.05

 NETWORKS

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 5月3日。念願の、NETWORKSのライブに行ってきました。at名古屋TOKUZO。

 どこから書こう!?

 NETWORKSのドラムの濱田くんとネット上で知り合ったのが3年くらい前。間にお互いの大好きな人が入っているので、会わなくても最初から信頼できた。

 以来、お互いの文章を読んだり、CDを聴かせてもらったり、秘密のお話をし合いながら過ごして来て、ようやく叶ったご対面!!

 ステージ上にハマちゃんが登場した瞬間、ニヤニヤしてしまったけれど、演奏が始まったら、圧倒された。

 CDで聴いていた音より、生の演奏、断然イイ!!

 CDもとても良くて、初めて聴いた時、「なんて素敵なことしてるんだろう」と感じ入ったけれど、演奏はさらにさらに、素晴らしかった。

 Vocalや歌詞がないこともあるだろうけれど、曲を聴いていると、すごく自由に映像が浮かんでくる。

 まず最初に浮かんだのは、でっかい宝石箱(おとぎ話に出てくるような)をパーッとぶちまけ、宝石が降りかかってくるようなキラキラ☆☆☆

 無数の光の粒子が見えるような気がした。以前、『金色の雨』と題して書かせていただいたけど、本当に不思議なくらい光をまとっている。

 『Ab-rah』の疾走感は、草原を駆ける野生動物の群れのよう。

 前も書いたけど、人工的な音なのに、ものすごく有機的で、聴いていると涙が出てくるのだ。

 言葉にして表すのが難しい、初めて聴く音の世界だけど、冒頭のアートワークや目にしていたコピーもことごとくハマっていた。

 <変拍子なのに拍がとれる!? >

 <巧緻な騙し絵のごとき洗練されたニュータイプ・ダンスミュージック>

 <キラキラ連なるシンセ&シンセベース、無限に繁殖するガットギター、絡み合う変拍子にびくともしない太〜く安定したドラムス!! >

 <16小節毎に新たなフレーズを聴かせ次々に変化していく楽曲は何度聞いても気づきや発見を与え、カラフルな高次元世界へと連れて行ってくれる。>

 うーん、ピッタリ!

 テキストにガッカリすることなくピッタリと思えるだけでもすごいのに、さらに、それを超えてる!!素人の私からすると、YMOみたいに評価されてもいいのに!って思っちゃった(後で話したバンドのメンバーさんに「大きく出ましたね~」と言われた:笑)

 とにかく本当に素晴らしかった。

 ずっとNETWORKSの音に包まれてみたいと思っていたけど、実現してよかった。連休中のなんやかやを整えて(主には潮干狩りの潮時との兼ね合いですが)、行ってよかった!!

 常に進化していってる彼らに関し、過去の作品を載せるのも申し訳ないけど、ご覧になって、お聴きになってください。 

 http://www.naturebliss.jp/WNDU/?p=227

 思わず身体が動いちゃうようなキラキラノリノリの音楽に、「終わらないで~」と思っていたよ。

 終演後、ハマちゃんとどう会えばいいんだろう?と思っていたら、ちょうど横を通ったので、「ハマちゃん!」と立ち上がったら、「まーちゃん?」とすぐにハグ!その後店の外で、バンドのメンバーさん(unique☆)とレーベルの女性(可愛い♪)とお話しました。

 本人たちを目の前にして褒めちぎるとわざとらしいので照れたけど、本当に感激だった。音も、ハマちゃんたちの人柄も。

 温かくてすこやかで、いい「気」に満ちていた。

 その夜の思い出写真☆(メンバーさんたちとも撮ってもらったけど、申し訳ないのでハマちゃんとのツーショットを)

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 その日は、出かける時から、とても幸せだった。子供を置いて出ていくことに慣れちゃってる人もいるだろうけど、まだ慣れないので、やはりありがたいと思う。

 大好きな人もハマちゃんも愛ある人だから信頼できて、不思議なつながりから「今日の出会い」を持てたことが幸せ。

 地元の音楽通の方たちから、「TOKUZO、いいライブハウスですよ!」と教えてもらっていたのも大きかった。座って食事できるお店とは知らずに行ったけれど、一人で飲んだ赤ワインも「おからと豆のサラダ」もTOKUZOが良心的な店だってわかるよ的(量が多い)「バゲット」も美味しかった。

 ライブ後に合流予定だった地元の飲みはお開きになっていたけど(またしても、30㎞走ったオヤジランナーたちとの飲み。5時前から始まっていたし、そりゃバテるよね)、せっかく夜出られたんだからと友達呼び出してドライブして帰った。

 この翌日は家族で潮干狩り。

 巧緻な騙し絵のごとき懲りない私の人生。

 本当によかったなー。今も、キラキラしたあの音が頭の中を巡っている。

                                    

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2011.04.21

 music music !!

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        (本日の来客&食卓の思い出の写真・本文とは関係ない)

 相変わらずハマると延々と観る!聴く!

 須藤元気の「WORLD ORDER」とちゃっかりマイミクになり、そこからの情報。

 DELL Streakの総集編(デル製品のキャンペーン?)で、4月30日までの限定公開。

 音楽もパフォーマンスも好きだけど、差し込まれるメッセージを読んでると泣けてくるし、元気が出る。

   http://youtu.be/nv2suydVdj4

 結局のところ、元々私が好きな人たちや好きな言葉が今、一層心に響くことになったのだと思う。

 さてさて、5月3日は、念願のNETWORKSライヴin名古屋。生のハマちゃん(間に共通の恩師がいる3年来の心の友☆)にようやく会える。ハグするぞ!あの音に包まれるぞ!!

 こちらは、ライブ音源の無料DL(ライヴ情報も出ています♪)

   http://www.naturebliss.jp/WNDU/?p=803

  「Ab-Rah」(何かの賞をとったPVです↓息子たちも大好き!)

      http://www.naturebliss.jp/WNDU/?p=227

 音楽は強いなあと思う。          

   

   

            

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2011.03.10

 続・music

 ハイ、夜のひととき、writing time......

 卒業に向けて、いよいよカウントダウンで、情緒不安定。

 謝恩会の準備などがあって気が紛れているけど、終わったらどーっと泣きそう。

 いつもはバス通園ですが、今日は、兄の時もそうだったけど、お迎えの光景も目に焼き付けておきたくて迎えに行きました。

 というほど、感慨深くもなかった(笑)。

 でも、ふと話した年中の先生が、「○○(本名)さんが、いなくなるのがさみしい~」と言って目に涙をためてくれて、私も泣いてしまった。

 幼稚園の担任の先生たちは、みんな20代の若い女の子ばかりで、新人の時からみなさん見てきた。その先生も、長男が年中の時に新任でやって来て、20歳そこそこで園児と父母を相手している姿がたいへんそうで、できる限りお助けしてきた。

 ほんとにもう、私自身も幼稚園にいっぱい甘えさせてもらってきて、いよいよ卒業かと思うとさみしい。

 しんみりしながらも、園からの帰りにツタヤに寄り、長男に頼まれた『天空の城ラピュタ』を探しつつ、ふと思い立って、謝恩会用にAKBを借りた。

 昨日の続きだけど、歓談用のBGMを考え出したら、今度は、場面ごとに音楽を変えた方がメリハリができて盛り上がるだろうな、と欲が出て(笑)、『Jobiniana』で始めて、ゲームはAKB、先生のメッセージや花束贈呈は、中島ノブユキさんの『パッサカイユ』、閉会~退場はショパン(『別れの曲』など・・・)と考えている。

 中島さんのCDで一番好きなのは『エテパルマ』だけど、『パッサカイユ』の最初の『秋のワルツ』が温かみがあってとても好きなのだ。本人には言ってないけど、ラジオ体操のピアノ曲(名曲)を連想させる健やかさもあって。

 興味のある方はこちら・・・

 ライヴ映像です。『秋のワルツ』

 http://www.youtube.com/watch?v=r_5nue9cWvI&tracker=False

 いちばん好きな『Falling』

  http://www.youtube.com/watch?v=HFl_AkE7rG4&tracker=False

 

 好きになるとトコトン好きになっちゃう私ですが、中島さんのピアノを聴くと、いつも涙がこみ上げてくる。本当に素敵な曲をつくり、素敵なピアノを弾くお方だ。

 というわけで、完全に個人的趣味だけど、ショパンよりも中島さんの『パッサカイユ』を多用しよう。

 『エテパルマ』の胸を締め付けられるような孤独感も好きだけど、温かくお別れを演出したい。

 司会をしてくれる友達と気を張りつつ、終わったら抱き合って泣こう!と約束。

 さみしい・・・けど、楽しみ。

 ジャケットも素敵な『パッサカイユ』と『エテパルマ』

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 AKBツタヤ返却予定の一週間後は、卒業式。 

 もうそんな、時間軸。    

                

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2011.02.06

 『丸の内サディスティック』と『ラズベリー・ドリーム』

 前回分で、なぜだかURLが有効にならなかったので、

 ☆『丸の内サディスティック』

 色んなバージョンあるけど、YouTube上、いちばん好きなアクト。林檎ちゃんも、みなさんも、痺れるほどかっこいい。すぐ消されちゃうかもしれないけど、鍵盤が伊澤さんじゃなくてヒイズミさんだった(どっちのピアノも本当に好き)、第一期の東京事変。

 http://www.youtube.com/watch?v=9zVxNxpWtOc

 ☆『ラズベリー・ドリーム』

 http://www.youtube.com/watch?v=3s-_svUk__8

 この頃のNOKKOって、妖精みたいだった。

 高校生の頃の私は、伊丹十三映画を追っていて(『タンポポ』が好き)、伊丹さんが製作総指揮で、監督は黒沢清さんというホラー映画『スウィートホーム』を観に行った。そこにNOKKOが少女役で出ていて(20代半ばなのに)、NOKKO採用の決め手が彼女の魅力的な声だったというエピソードが印象的だった。映画自体は心に残ってないけどパンフレットにあった、「配役に難航していた時、たまたまNOKKOの声を聴いた伊丹氏が出演を依頼した」みたいな内容・・・とにかく、ものづくりの現場に興味あった当時の私は、さすがNOKKO、さすが伊丹さんと思っていた。

 林檎ちゃんも、NOKKOも、歌姫!って名にふさわしく、本当に素晴らしい。

               

     

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2010.10.16

 壁紙のような音楽

 『メランコリア』を解明するかのように何度も何度も聴きながら、

 たまっている家事をこなすために無理にでもテンションを上げようとピチカート・ファイヴの『singles』(文字通りシングルを集めてある二枚組のアルバム)を聴く。

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 試聴できるアマゾンのページがあるけど、これが廃盤だなんて驚いた。

 http://amzn.to/94DcDG

 この10月は、ほんっとうに恐ろしい行事月間(例えば昨日も明日も幼稚園関係)で、おまけに小説の締め切りやら映画祭用の文章やらやらなくちゃならないことも重なっているし、先のことを考えないようにして毎日をこなしている。

 それなのに、昔から、忙しければ忙しいほど本を読みたくなるし、自由な文章(つまりはここ)が書きたくなるし、だからこそパンクするんだと自覚しながらも、何が自分の精神衛生上よいかと考えて、今ここに(笑)。

 ピチカート・ファイヴは、何度聴いてもさすがだなあと思う。昔のインタビューで、小西さんが「壁紙のような音楽がつくりたい」と言っていたことを思い出すけど、確かにその通り。

 めちゃめちゃハイセンスで心地いいのに、主張し過ぎていない。

 まったく私個人の感覚だけど、小西さんの音楽は、ミナ・ペルホネンと重なる。

 http://www.mina-perhonen.jp/

 抜群にお洒落な、北欧の壁紙みたいなデザイン・・・。

 ついでに、皆川さんの朝日新聞のインタビュー記事。

 http://bit.ly/bMopds

 子供の行事など日常どっぷりな時ほど、トリップできる場所が欲しい。

 他にも色々思うことはあるけど、なるべく頭を使わないように心がけている(心がけなきゃできないところがすでに私の性質であり病気であり障害だとも思うけど)。わーって時には意識的にランニングやウォーキングをして体を動かしている。ここが今までと違うところ(村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』も読み返している)。

 チリのニュースについては、新聞の切り抜きをためている。この先、本や映画にもなっていくだろうけど、まさに「今」のドキュメントを残しておきたい。

 驚異的だし、感動的だし、泣けるし笑えるし、地下と地上のもろもろは、ものすごく哲学的で、人間とか生きることについて、深く考えさせてくれる。

 ただいま、長男の希望により、アップルパイ用のりんごを煮ている(長男に実践させつつ、監督)。前々から言われていたので、そろそろやらなくちゃ、のタイミング。

 そうすると次男が「ぼくはこれがやりたいのに、やってくれないの?」と迫ってくる。

 要求の大きい子供の願いを叶えようと、夫も私も疲弊しながらがんばっている。

 結局のところ、「やってみたい」という好奇心を叶えたい気持ちに共感するし、それがすべての始まりだから・・・。

 ってことを書きながら、現実逃避のトリップでした。

            

         

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2010.10.14

 『メランコリア』

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中島ノブユキさんの3rdアルバム『メランコリア』。

毎度長文ですが、お先に、試聴できるアマゾンのページです。

 http://amzn.to/a00oof

       

 ソロのデビュー作『エテパルマ』にあまりに感動し、その後中島さんの音楽はずっと追いかけたいと思ってきたけれど(映画『人間失格』も音楽のために観に行った)、『エテパルマ』、『パッサカイユ』で感じた無国籍な空気が、ますます深まっているように感じた。

 ご本人がお書きになったライナーノーツに出てきた国の名前は、アルゼンチン、ブラジル、フランス、イタリア、アメリカ、ドイツ、アイルランド(曲の解説としての流れで・・・)。

 これらのうち、アイルランド以外は行ったことがあり、確かにすべてのエッセンスを感じた。

 中島さんの音楽は、はっきりと旅を思い起こさせる。

 『エテパルマ』の時は、南フランスの葡萄酒色の空やバルセロナの街角が浮かび、今回は、例えばブエノスアイレス。サンバやボサノヴァの国、ブラジル(←太陽が似合う)のお隣なのに、そこはまったくヨーロッパの風情で(曇り空や石畳が似合うような)、タンゴのバンドネオンの切ない響きも、独自の文化という気がした(と書きつつ、バンドネオンはドイツ発祥だそうで、音楽というのはつくづくワールドワイドなんだなあ・・・)。

 無国籍な感じというのは、ごく個人的な話で申し訳ないけど、南フランスの友人宅でタンゴを踊った時を思い出した。

 パリからTGVで5時間のトゥールーズから、さらに車で1時間のアルビという街に住む友達の家に3週間お世話になった時のこと。ある夜、強烈なホームシック(みたいなもの)に襲われた。それは、日本(厳密にいえば空港へ出るにも一苦労の実家)からあまりにも遠くへ来てしまったということにハッと気づいたためだった。その時、さみしそうにしている私を励まそうと、友達がタンゴをかけて、一緒にダンスの真似ごとをしたのだった。

 私は日本人で、相手はフランス人で(しかも男でも女でもなくて)、南フランスの静かな秋の夜、流れているのはアルゼンチンのタンゴ・・・。

 あの時の、ここはどこ? 私は誰?みたいな浮遊感。

 ただただ、地球の上に存在している、という、自分が小さな点になった感覚。

 『メランコリア』は、そんな感覚を与えてくれる。

 いつもはキッチンに置いてあるCDラジカセを聴いているけど、このCDは、全身でどっぷりと浸かりたい(『エテパルマ』の時も、音に浸りたいがために子供が起きる前に早起きしていた)。実際に音楽で満たした部屋に横たわり、包まれるようにして聴いていたら、涙が出てきた。

 特に、(全体を聴いてきた終盤での)『シーベック・シーモア』という曲。

 悲しいのではなく、「思えば遠くへ来たもんだ」という人生の感覚。もちろん生の途上にあり、世界中に人々が生きていて、という人類愛さえも感じさせてくれる。

 そして、これだけ異国を感じさせてくれる音だけど、果たして、海外の作曲家がこれほどまで繊細で多様な世界を感じさせてくれるかと言えば、それは難しいのではないかと思う(知らないだけかもしれないけど・・)。中島さん、そして日本人の音楽家ってすごいなあという感想も持った。

 田島貴男さんも、前にブログで、「日本の音楽ってすごい」って書いていたけど、例えば東京では、世界中の料理をそれぞれ最高レベルの水準でいただけるように、日本人の作曲家(『メランコリア』の音づくりに関わった方々すべて)ならではの職人芸のようにも感じた。

 中島さんとはまだお会いしたことはないけど、『エテパルマ』の頃から、時々メールのやりとりをさせてもらっている。

 ちょっと近寄りがたいくらい素敵な音楽をつくり、奏でている方だけど、とっても温かくておもしろくてやさしい人。音楽ばかりではなく人柄にも惚れてからは、中島さんが弾いてるピアノと思うと、ますますうれしくなる。

 これからもずっとファンでいたいなあと思っています。そしていつか絶対ライヴに行く!

 旅が当たり前だった自分としては、時々狂おしいほど知らない場所に行きたくなるけど、今はなかなか海外に行けないので、中島さんの音楽で旅気分に浸ろうと思います。

 聴けば聴くほど、あー、旅したい!!って気持ちも高まるけどね。

 秋の夜長、泣きたい気分の時など、ぴったりの名盤です!!

 音楽に浸って、ゆるゆると涙を流すのは、とってもいいリラックス方法だと思う☆

 『メランコリア』サイト http://www.spiralrecords-melancolia.com/

                 

         

        

   

     

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2010.09.30

 ムーブメント

 色んな意味で敬愛する菊地さんhttp://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php

 が、一昨日の夜、ダンスパーティーを行ったんだけど(なんか語弊があるが、毎年恒例のPIT INN 3days)、いつも覗いている(時々書きこんでる)疑似バー的掲示板(「ラウンジバー菊」。本人も登場)で、パーティー帰りの女子のコメントが熱かった。

 登録制の掲示板だから(万人への公開前提じゃないから)、全文コピーすることは控えるけど、私はうなずく面あったし、これって、今の日本社会が抱えている問題(非婚・晩婚・少子化・草食男子・肉食女子・セックスレス・エトセトラエトセトラ)にも通じるんじゃないかと思い、興味深かった。

 最もエキサイトしてる部分で申し訳ないけど、(男性が女性をしっかりリードしてほしいという内容から・・・)

 <欧米人を見習えこのヘタレ日本人野郎ども!!!
 まあ文化の違いなのでしょうが、、、テメエラ、それでも菊地ファンかよ??!!>

 そうだそうだ!!(笑)

 (注)すごーく楽しい催しで、それでもしかし、言いたいことがあるという深夜の書き込みでした。

 日本にはキスやハグやダンスパーティー(欧米ではたしなみの一つのカップルでの)の習慣がないし、イタリアやフランスみたいに女性を自然に敬う歴史的背景もないから、ここへ来て、女性ばかりが元気というわけじゃなくて、生きもの(人間)としての欲求にただ忠実なだけの(忠実さを表に出せる自由な社会になった)女子が、なぜだかあぶれるような現象が起こってるんじゃないか、と思う。

 (内田樹さんと三砂ちづるさんの『身体知』の中に、「そうそう」という箇所があって、ここに書き写そうと思ったけど、ちょっと探せなくて断念。この本はおもしろいです。2006年発行で、私が三砂さんに書評を書いていただく前にたまたま読んでいた本です)

 男性と女性が、「そういうもの」として結婚していた時代を過ぎ、男女とも「本質」を出せるようになった今、不均衡が起こっているってなんだか皮肉だな。

 男性からすれば「男は女ほど気楽じゃないんだよ」と言われそうだし、日本男子が責任を感じるようになってしまった結果、元気をなくしたんだとすれば、それは過去、男尊女卑という状態に苦を感じながらも甘んじていた日本女子にも責任がある。

 男女双方が生んだ「今」だけど、子供は女しか産めないわけで、そこが難しいし、俯瞰して見ればおもしろい。

・・・この問題は、とても書き切れない奥深さがあるので、誤解を生まないようにこの辺でおしまいにします。例えば、欧米(ってくくりも幻想な気がするけど)のパーティーは、昔から夫婦同伴が一般的だけど、日本の飲み会や寄り合い的なものは、男の社交場で女はお給仕するだけだったという歴史があり、すでに開きがあったわけで、ローマは一日にして成らずってことだろうなと思う。

 菊地さんの今回の試みは、本人もファンの人たちも書いている通り、確かに画期的だ。

 いつもオーディエンスを巻き込み、オーディエンスを観察している菊地さんならではの、どこまで計算してるかわからないけど(おそらくすべて(成功も失敗も)込み込みで、彼の範疇にあるはず)、社会に(図らずも)切り込んだイベントであり、やはり、演奏者と観客、そしてハコ全体が一つの大きなアートや作品になってるんだなあとしみじみ思った。

 そして、こんなことわざわざ書くと気持ち悪いけど、菊地さんって本当に愛にあふれていて(こういう表現、本人嫌うだろうけど)、感動することしばしばです。

 ☆なんかこれ、勝手に熱くなって書いちゃった内容ですみません(合間に幼稚園の運動会の総練習出かけつつ・・)。

 音楽って基本的に「快」につながるものを生み出してるところがいいなと思う。小説は必ずしも「快」ではなく、むしろ不快に切り込む面も多々だからね。

 そして、私はムーブメントを起こす人に憧れながら今はできずにいるけど、ひそかにうれしいことが起こっています。

 7月に書いた『側頸嚢胞』の記事にコメント欄を設定して、同じ症状で悩む人の交流の場になったらいいなあ、と思ったら、続々とコメントをいただいています。

 身近に同じ病気の人がいなかったのに、ネットで語り合えるってのはありがたいなあと思うし、困っている人のお役に少しでも立てたらうれしいです。私の側頸嚢胞は今、落ち着いています。

                 

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