日曜、長男と『ゴーオンジャー』の映画を観に行った。
次男は、映画より、同じ値段(800円)のおもちゃが欲しいらしく、夫と留守番。
冬休みでも夏休みでもないこの時期になぜ上映されるかと言うと、2月15日に番組が終わるので、駆け込みで「終わるなら観たい!」「終わるなら子供に観せてやろう」という気持ちが働くからだろう。
うーむ。おもちゃの売り方といい(各種グッズや、合体でおもしろくなる仕組み・・・ぜんぶ合体させると1万円はゆうに超える)、正義の味方が悪魔に見える瞬間(笑)。
今、親子でゴーオンジャーにはまっているけど、実は、今まで、「○○ジャー」シリーズは、見たことがなかったんです(自分が過去に見た『ゴレンジャー』以来)。なぜなら、日曜7時半に起きるなんてムリ!と思っていたから・・・。今思えば、子供だけ起こして見させてもよかったのに、私自身がスーパー戦隊シリーズを毛嫌いしていたところもあり、積極的に見せたいと思っていなかった。
夜中の授乳や夫の朝メシにバテて、土日くらい寝かせてくれ!と寝倒していた日々から子供たちの幼稚園時代に突入しても、園のバスが遅いグループだったので、親子とも早起きモードから遠かった。ところが、このたび長男が小学生になり、子供も私も日曜朝7時半が苦にならなくなった。次男のクラスで『ゴーオンジャー』が流行っていたこともあり、ようやく「見てみるか」という気になった(そんなわけで、長男は遅咲きデビュー)。
見てみたら、想像以上におもしろかった!!
しかも、メンバーがかっこいいし、かわいい(悪役に及川奈央も出てる!)。
出てくるメカも、私の許容の範囲というか、よく考えてるなあと感心してしまうほどだった。
「許容」というとエラそうだけど、前々からどうにも、子供がある特定のキャラクターにはまることに抵抗があり、私がどうにも苦手なセンスのものだと、「買って」と言われても素直に買えなかったりするから。結局、子供の趣味やセンスというのは、ある時期までは、親が養ってしまってるんだなあと実感する。
私は、上の子が幼稚園に入る時、給食袋や水筒を選ぶ際に、最初、キャラクターものを持たせることに異常な抵抗を示してしまった。
当時、息子には特定の好きなもの、というのがなく、彼の一日が何か「特定のもの」に染まることや支配されることに抵抗を感じた。
神経質になっていたわけではないけれど、幼稚園という「社会」に突入する前の子供は、どこかまっさら、真っ白な存在で、それが他者の力によって色づけされることがイヤだったのだと思う。最初は、「やらされる」感たっぷりの幼稚園の歌でさえ楽しみではなく、画一化されていくことへのささやかな恐怖を覚えた。
(注:客観的な補足をすると、私は全く感覚的な抵抗だったけど、シュタイナー教育を行っている園ではキャラクターものを禁止したりしています)
って、園になじみ始めたら、団体行動を送れることがうれしかったし、次男の時は全く何の抵抗もなく、キャラクターを持たせたり、園に送り出したり(むしろ行ってくれなくちゃ困るくらい)していたけれど・・・。
長男次男が最初に好きになったキャラクターの『機関車トーマス』は、私にとっては許容できるセンスだった。長男が最初に見たいと言った映画の『レミーのおいしいレストラン』は私も見たいと思う映画でうれしかった。
そのままの子供を伸ばしたいと思うくせに、結局のところ、子供の選ぶものに、親のセンスというのは大きく関わってくるんだなあと、このたびのゴーオンジャーを見ても思ったわけです。つまり、大人になった時、「うちの息子(娘)、センスが悪くて」と嘆く人いるけど、実は親がセンスを養っちゃってるんだよなあ。
毎度ここまでで長いけど(笑)、今回観た映画は『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』というもので、「ゲキレンジャー」とは「ゴーオンジャー」の前に放送されていた戦隊。
ゴーオンジャーは割とオーソドックスなキャラクターだけれど、ゲキレンジャーは設定がカルトというかマイナー?でびっくりした。
ちなみに、「ゴーオンジャー」はこんな感じ。 http://www.tv-asahi.co.jp/go-on/
「ゲキレンジャー」 http://www.tv-asahi.co.jp/geki/
ゲキレンジャーは中国武術をモチーフにしてるらしく、主役がカンフー服を着ていたり、関係ないけど、メンバーにはムラジュンみたいな人(髪もじゃもじゃ、胸毛もチラリ←個人的には好きです)もいたりで、一見して、あー、これは難しそうだなと思った。実際興業的には失敗したらしく、ウィキペディアにも『ゴーオンジャー』部分に「様々な課題が残った前作『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の反省を元に制作された本作品では・・・」などと書かれている。
中国武術は、ちょっとだけ習った気功と太極拳しか知らないが、本来奥が深くて素晴らしいものだけれど、子供が馴染むには難しいと思う。
スーパー戦隊シリーズは、今回で32作目なので、制作者の苦労のあとが窺える。
次に予定されているのは、『侍戦隊シンケンジャー』
さて、これが吉と出るか凶と出るか・・・ http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/
ともかく、たまたまのタイミングで初めて出会った『ゴーオンジャー』が、割とスタンダードな作品でよかったなあと思いました。
ゲキレンジャーやシンケンジャーを見て、思ったこと。
成人式や結婚式で、人と違う格好をしたいと思うがために、後で振り返ると、「え?どうして一生一度のことなのに(結婚式もその時の願いでは)、こんな格好でやっちゃったんだろう?」って思うようなスタイルあるけど、そんな感じ。
私は成人式はショートカット&パンツスーツで出かけたけど、今となっちゃ振袖着ておけばよかったと思う(まあ、学生の身で親に苦労かけたくないというのもあったけど)。
結婚式については、やる気もなかったくせに、白無垢と色内掛けとウェディングドレスを着たけど、オーソドックスな(地域性も込み)その選択はよかったと思う。
時々いるじゃん、バリの結婚衣装とか着ちゃう人。横の並びで突出したことやりたくても、縦(その人の人生)で言えば、ふつうの花嫁衣裳で十分突出できるわけで・・・。
奇抜なことやりたいのは制作者側の思いであって、子供たちにとっては、毎年スタンダードなものでいいような気もするが、それだと続けて見る子供が飽きるのかな?なかなか難しいことですね(制作会議を覗いてみたい)。
ついついいつもの癖で、考察したくなっちゃったけど(ゴーオンジャーについては、まだまだある:笑)、私は、本当は同じ日に公開のこの映画が観たいのです。
『エレジー』 http://elegy-movie.jp/
しかし、我ながら、いかにも「私が観たがりそうな映画」で恥ずかしい(笑)。
地元の公開はあるのかないのか分からないんだけど、遠くまで足を運ぶかどうかはビミョウ。新しい発見がなさそうなくらい、ベタな設定(でも観たい)。
ムリヤリもう一度タイトルの件に戻ると、小学校の5年生くらいの時、母と一緒にスポーツバッグを買いに出かけた時、私はキャラクターのついたものを欲しがり、母は「そんなの飽きるからこっちにすれば」とオーソドックスなスポーツバッグ(アディダスとかアシックスとかのもの)をすすめた。
母の意見を振り切って、水色のうさぎがついたスポーツバッグを選んだ私だったが、1年も経たないうちに、やっぱり普通のスポーツバッグにすべきだったと後悔した。
その時、「お母さんってすごいなあ」と思った。
よいものは、大人にとっても子供にとってもよい、と信じて、よいものを見極めるセンスを親子で磨きたいなあと思います。