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2010.11.05

 Gentle Night

 

 「ジェントルマン」と言うと、欧米の文化に対する憧れのようにも響くけれど、日本にも ジェントルマンっているんだなあとしみじみ思った。

 金哲彦さん講演会後の懇親会にて・・・。

 ワインを飲みながら、目の前に金さん、その横には、金さんの二学年先輩で箱根駅伝優勝メンバーの仲井さん(中村清監督時代)、私の隣には同じ誕生日の福井キャプテン(今日は実名書かせていただきますが、問題あったら教えてください)。

 金さんのご本『走る意味 命を救うランニング』には、本当に励まされたので、直接感想をお伝えできる喜びと感動で、冒頭しばし泣く(お話できない場合も想定し、したためたお手紙もお渡しした。ええ、抜かりなく:笑)。

 先週末、TBSの土井さん(サークルの先輩)に、金さんと面識あるか尋ねたところ、

 「金さん、知ってるどころか! いつも放送の解説でお世話になってます。

 すごく優しい&易しい目線で話してくれるので、聞いている側も走っている選手も救われていますよ」

 とのことだったので、そんな話も織り交ぜながら・・・。

 我ながら、点と点がすべてつながって線になってゆく(懇親会に参加する直前、駅のホテルのロビーで、その日長男がお世話になった整形外科の先生にも会った)。

 金さんは、お姿や著書を知るずっと前から、解説のお声を耳で聴いていたけど、その語り口のまんま、本当にソフトでやさしい方で、「一期一会ですから」とおっしゃっていたのが印象的だった。

 ジェントルマンとの出会いはさらに続く。

 途中、仲井さんの紹介でお話した、ネッカチーフをした、見るからに紳士的な男性。

 地元陸上協会の支部長、理事長をなさっている夏目先生(今思えば、先生、チーフはWカラーのエンジだったのでしょうか)。

 夏目先生は、郷土の宝、鈴木亜由子ちゃんの高校時代の恩師で、この地域の陸上指導において多大な功績をのこされた方。(亜由子ちゃんは、800m、1500mの中学チャンピオンで、高校時代は怪我に苦しんだけれど、名古屋大学進学後の今年、見事に世界ジュニア5位。インカレ3位。このブログにも検索でいらっしゃるファン多しです)

 スケールの大きな仲井さんが「夏目先生なら間違いない」とおっしゃる方。 

 夏目先生とはまず、私が中学時代参加した強化合宿でお世話になった当時の高校生ランナーの話でつながった。選手の名前で世代がわかってもらえるのはうれしい。

 その後、亜由子ちゃんの話をしていくうちに、先生が、すでにこの記事を読んでくださっていたことが判明。2009年8月 『潜在能力』 http://bit.ly/c5FArv

 (鈴木家のみなさま、ありがとうございます)

 「まさかここで日原さんにお目にかかれるとは」と言ってくださり、恐縮した。

 夏目先生のお話を伺っていると、日本の宝である亜由子ちゃんの才能を、いかに守り伸ばしていくか心を砕いていたことがわかる。それも、よろこびとして・・・。夏目先生の表現をお借りするのなら、歴代の「神様からの贈りもの」を大切に大切に育ててこられた様子が伝わってくる。

 本当に生徒たちへの愛情に満ちていて、自分の名誉ではまったくなく、長い目で見た生徒の指導をなさってきた。

 亜由子ちゃんに関して言えば、将来的にオリンピックへつながるような指導を考え、目先の結果にとらわれることなく、足に負担がかかるスパイクをインターハイの決勝で履かせなかった。夏目先生(そして亜由子ちゃん)の精神性の高さが窺える。ご自身が指導の壁を感じた時は、天満屋に見学に出かけ、オリンピック選手を連続して輩出している監督から直接お話を伺ったそう。

 本物も知っている。ロサンゼルスオリンピックの男子マラソン(瀬古さんたち)も、アテネの女子マラソンの野口みづきの勇姿も、生でご覧になっている。

 その上で、ランナーとしてただ速くなればいいという考えではなく、人間として、女性として輝いてほしいと真に願っている。

 こんな素晴らしい指導者に巡り合えた亜由子ちゃんは幸せだなあと思った。

 そして、その出会いを陰で支えたのが仲井さんだったと知り、感動した。

 地域の宝、日本の宝を、様々な垣根を乗り越え、ひたすらに守り伸ばしてあげたいと願い、結実する指導者の力。

 私たちの地元はスポーツのレベルが高いんだけど(特に長距離は高校駅伝で全国優勝したりしている)それらを支えている、確かな指導者の方々とお話でき、納得かつ感激した。

 競技や選手に対する愛情とエネルギー。

 すべてを超越する人間愛。

 亜由子ちゃんのお母さんからのメールではたびたび「夏目先生」という文字を目にしていたけれど、私もまさか本人にお会いできるとは思っていなかった。

 ご縁に感謝。

 こんなに素晴らしい方々が地元にいてくれるという事実に感動し、何度もハンカチで涙を拭った。

 懇親会お開きの後は、いつものメンバー?でスナックへ。

 008くんも一緒。

 保育園から一緒の人と大人になって、同じ風景(かなりvivid)の中にいるのは、おもしろいものだ(送ってもらった)。

   

 家に帰り、布団に入ってからも、その日出会った素晴らしい方々の純粋さを思い出し、涙が出てきた。

 真のジェントルマンとは、愛に満ちた、心が美しい人。

 本当の「先生」、指導者が天職という人っているんだなあと思った。

 ☆出発前の私(次男撮影)&ツーショット(次男はふだんドライなくせに、私が出かけようとするとベタベタする。この日も旗を振って送ってくれた)

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Photo_4

 ☆深夜のGメン。大好きな先輩たち!!

 Photo_6

 百獣の王的先輩(これまたジェントルマン)の言葉。「今日という日は、二度とない!」

 人生の様々なタイミングの方々と出会え、色々と学ばせてもらいました。

           

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