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2010.04.23

 解脱の難しさ

 仏教用語の「解脱」じゃないです。半年間飲んでいた薬から脱することはなかなか難しいことなんだなあという実感を込めて。

 この春、この一ヶ月の私の体調不良は、胃痛だった。

 それは、半年間飲んでいた薬を減らしたことから始まった。

 スティル病を発症し、主力薬であるプレドニゾロン(ステロイド)は胃粘膜障害を引き起こすことがあるので、同時にファモチジンという胃薬が処方された。入院直後に処方されたさまざまな薬が減っていっても、ファモチジンは残り続けた。

 先月、晴れて薬がゼロとなった時、熱が再び出ることを恐れたけれど、心配すべきは胃の方にあったことが意外だった。

 覿面にお腹が痛くなり、確かに半年もの間、薬によって胃が保護されていたのだから、その薬をなくすことは、簡単なことではないんだなと実感。

 その後、人間ドックでバリウム検査をしたり、腹部エコーをやっても特に問題はなく、迷った末、今日、いつもの膠原病内科のほかに消化器内科も受診し、当面はファモチジンを再び服用するというアドバイスを受けた。

 しかし、私はここで、同じことに戻るのは嫌なので、しばらくは日の丸薬局で買った漢方薬「ササイサン」を飲むことにする。

 つまり、薬の功罪は想像以上に大きいということだ。

 プレドニゾロンにはとっても感謝しているし、今日も先生に会って経過が順調であることの喜びとお礼をお伝えしたけど、人間の体にとって、薬が異物であることは確かなんだと思う。

 だいぶ前に観た、『地球交響曲』の第何番か忘れたけど、そこで、なんらかのスプレーをシュッと吹いた時、その成分が大気上に新しく現れたことにより、世界の大気は確かに少し変質するというようなことを外国の博士の映像とともに伝えていた。

 体はすべてつながっている。

 ステロイドの恩恵を受ける分、どうしたって害は出てしまう。

 いくつも病気を経験してきて強く思うのは、やはり、自分自身の治癒力を根底から引き上げなければならないということである。

 時には西洋のお薬にガツンと頼りつつも、薬が長引く状況は極力避けた方がいいと思う。

 幸いなことに、長引く人は一生飲み続けるというステロイドがゼロになったので、この奇跡に感謝して、とにかく自分の身の丈で暮らそうと思う。

 前はついつい暴走しがちだったけれど、最近はとにかくしっかり寝ている。

 横尾忠則さんが『病の神様』で書いていた、「よく『風邪は万病のもと』と言うけれど、ぼくは『不眠は万病のもと』だと思う」という内容に大きく頷く。

 かつての私は、夢中になると眠気が吹っ飛んでしまって、夜中の執筆はもちろん、興奮状態で東京とか、一睡もしないまま子供とプールとかやっていたけど、それは本当にいけなかった(自分の体、ごめんなさい&スティル病で気づかせてくれてありがとう、とほんとに思う)。

 そういえば、ステロイドの副作用であんなに眠れなかったのに、今は睡眠薬なしで眠れるようになった。それに関しても、ステロイドをゼロにしてからタイムラグがあった。体から薬の影響が抜けるには確かな時間を要するわけだ。

 小説の成果があげられていないことが残念ではあるけど(初夏には書き上げ、打ち合わせで東京行こうと思っていたけど、4月というのは想像以上に落ち着かなかった)、健康第一にゆっくりがんばります。

 ブログがほとんど日記化してるけど、小説に潜り込むには時間が足りず、それでも書くのは好きでという発散です。

       

        

          

          

            

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