196 給水女房
「女房役」は、自分には向かないと思っていたし、今も思っている。
誰かの女房になることに憧れた時も確かにあったのに、いざ「女房」ってものになってみると、面倒くさくてしかたがない。ってほど、役割を果たしてるわけでもないけど・・・。
1年を振り返るにあたり、思い浮かんだ自分のキャッチフレーズは「給水女房」だった。
給水って、そう、アレです。マラソンランナーとかが途中で水分を補給するためのドリンク。
今年の私は、ランナーではなく、明らかに給水役だった。「給水係」よりも「給水女房」の方が、水を差し出すたいへんさと哀れさがにじんでいるから、そんな感じ。
主役じゃなくて、補助、補助の一年でございました。
しかし、家族(夫・息子・息子)は私のこの気持ちには気づいていない。
妻や女房や母は、いて当たり前、務めを果たして当たり前と思われがち。
そこに日本の問題点があるのではなかろうか?(また大げさな・・・笑)
まあでも、務めを果たして当たり前と思われているうちが華か。
今年の給水がなぜしんどかったかと言えば、ランナー(世話すべき家族)がだんご状態でやって来るのではなく、先頭から後方まで間が空いていたからだ。
朝5時20分、夫のために起床。朝食(主にご飯と味噌汁と納豆を用意)
その後、二度寝(もちろん起きてしまうことも何度も試みているが、夜まで体力がもたないので断念)。
6時30分、長男のために起床。朝食(主にご飯と目玉焼きと牛乳を用意)
水筒やら給食袋やら持たせ、時間割を私も確かめ送り出す。
この辺りですでに次男が起きている場合もあるが、たいていは長男の出発辺りで起床。
7時40分、次男のための朝食(主に昆布入り一口おにぎりと牛乳。味噌汁がきのこ入りの場合はきのこをたらふく食らう。もしくはフレンチトーストやら焼きおにぎりのリクエストも・・・甘やかしてるようですが、朝はとにかく食べさせることが重要で)。
この後、次男の出発(バスのお迎え)はなんと、9時47分(遅いバスのコースなので)。それまでが長い長い。
次男の世話をしながら、ゴミ出し、洗濯、食事の片付け、掃除等をこなす。
次男出発後、10時からようやく創作の時間。
10時から12時までひとまず集中。
その後、昼ごはん、夕食の買い物や軽い準備等を済ませていると、、、
もう一年生が帰ってくる!!!
はい、後半の給水の始まり・・・。
4時間の日の長男は、午後2時頃帰宅。
宿題(本読みやプリント等、「はは」のサインを書かなくちゃならないので、絶対に見なくてはならない)、お友達の家に行ったりお友達が来たり・・・(前も書いたけど、小学1年の男子は待ち合わせがまともにできない!!!①何時に②誰と③どこ、のどれかが欠けてしまい、自転車でぐるぐる走り出して会えなくて、全員そろうことのほうが珍しい)。勝手に遊ぶのではなく、親のフォローがまだまだ必要だったりする。
午後4時19分 次男帰宅。
洗濯物をしまったり、たたんだり、夕食の準備。
午後6時~7時頃 息子たちと夕食。
午後8時半~10時くらい 夫の帰宅。夕食のお給仕&片づけ。
9時くらいまでの間に、兄弟の風呂、寝かしつけ。
お父さんに会わせてやりたいし、しかし、リズムは崩れるし・・・。
以前は、子供を寝かしつけた後、自分の時間を作っていたが、子供たちとともに寝てしまうことが多くなった。
結局、愚痴日記みたいで申し訳ないけど、
夫の起床2時間後に長男出発、長男の出発の2時間後に次男が出発・・・この、縦にながーくのびたランナーに、それぞれ給水するのがなかなかたいへんなのです。
これだけ家族に尽くしているつもりでも、「お母さんはいつも家にいていいなあ」「昼寝してていいなあ」と憎まれ口を叩かれる。家族がふつうに出かけ、ふつうにご飯を食べるために、お母さんはどれほどがんばっていることか(ねえ、みなさん!)。
去年は、長男次男ともに幼稚園だったので、朝10時から夕方4時まで、私にまとまった時間がありました。
小説を書くことは、かなり集中力を要するので(レベルや状況の違いはあれど、川上未映子さんがブログで「集中力が続かない」とか「眠い」と書く気持ちはよく分かる)、私の場合、1クール2時間が限度(桜庭一樹さんも執筆は午前中の2時間と言っていた)。去年は、2時間集中しても、昼寝の時間が確保でき、夜中に再び集中することもできたけれど、今年はそれができない。
上記の状況に、幼稚園や小学校の行事が入ったり欠席になったりすると、もう、かなわんのです。
おまけに去年のように、幼稚園のみの行事ではなく、小学校とダブル。
一度はやらなければ、と思い、幼稚園の母の会の委員もやっていたので、なかなか非常にたいへんな一年だったのだよ。
子供が大きくなれば育児が楽になるのは確かだけれど、小学校1年生という、自分で色々できる、でも完全にはできない、という年齢に対する、親の介入のさじ加減が、なかなか難しいものでした。先輩お母さんから「2年生になると楽になるよ~」と言われているので、希望を持っていますが。
どれもこれも、結局は、自分の問題なんだけどね。
自分がどこまで子供に手をかけるかで、自分のたいへん度は変わってくるわけだけど、それなりに愛情をかけたいと思うから、苦しみも生まれてくるわけで・・・。
私は、作家になってから母になったのではなく、母になってから作家になった(というよりなろうとしている)ので、なかなかたいへんなんだと思うし、信頼している表現者の方からも、その点を同情される。
外部の人に助けてもらえるほどの稼ぎはないし、元々表現者としてよりは、まずは生活者としての視点を大切にしたいと思ってしまうほうだし・・・。
しかし、読者さんにとっては、表に出た作品がすべてだから、ちゃんとしたものを書きたい。
自分で選んだ道だけど、いやはや、今年は、思った以上にたいへんでした。
ところで(全然話変わるけど)、いつも読んでる茂木健一郎さんのブログに、友達の写真家、桑嶋維くんの名前がふと出てきてうれしかった(「桑嶋維さんが撮影」ってとこ)。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/12/post-b6ee.html
桑嶋くんは、高校の同級生で、在学中、ジュノンスーパーボーイコンテストの本選まで行った美少年だった。
彼がロンドンに渡ってから音信不通だったのだが、2年前ふと名前を検索して現在を知り、大手出版社に勤めている元彼に調べてもらって、どうやらあの桑嶋くんらしい、と分かり、恐る恐る事務所に電話を入れて15年ぶりにつながった縁。今では奥さんとも仲良し。
こんな風に、どこかで友達の名前をふと発見するようなことが増えたらうれしいし、私もがんばりたいな。
給水女房。。。
来年こそは、ランナーとして躍り出るぞ!!(同時に、世の給水女房さんたちこそ、素晴らしき存在だと思っています)
****↑ここまで、昨日書いたものでして、、、
今日(30日)は毎年恒例の実家の餅つきに行って来ました。つき立てのお餅はたまらなくおいしくて、息子たちも異様に食べていた。
今(午後8時30分)は、別室にて、夫の高校時代の仲間たちが毎年恒例の飲み会をしています。息子たちも私も楽しく参加!
今年も1年間、ありがとうございました。小説に集中できない、でも文章を書くことは好きで、思った以上に書いてしまいました。ブログの更新ばかりが増えていくことに不本意な思いを抱えたこともあったけれど、これももがいた1年間の記録です。旧ブログと違い、コメントをやめていますが、200回辺りで、一時的に設定を予定しています。
あー、酔っ払ってる気がする(笑)。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください☆
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