





三連休の真ん中、18日夕方。庭にテントを張って、外でカレーを作って食べ、テントで寝た(私は子供が寝入ってから家に戻って今、これを書いている)。
と言っても私は何もしてなくて、オヤジランナーお二人と公園でランニングして帰ってきたら、庭にテントが出現していて(笑)、カレーも、長男が作ったのをいただいた。
父と息子たちの前々からの約束、「庭でテント」が決行されたというわけで・・・
日中はまだ暑いものの、夜はだいぶ涼しくて、テントの中で息子たちに向けて色んな話をした。「おもしろい話してして」とせがまれるので、最初はテントから連想し、中学時代のキャンプ体験の話から・・・学校行事で出かけたキャンプで、夜、当然お風呂に入れないし、でも、当時私たちの学年は問題児で色気づいてて、夜シャンプーだけでも、と妙に熱意を燃やしてる女子がいて、手洗い場の水道で夜中、シャンプーを始めたら、先生に見つかって頭泡だらけのままテントに逃げ込んだってことがあったなあって話など。
その後思い出される話は、ほとんど幼い頃の自然や家族にまつわるものだった。
実家がまだ古い家だった頃のこと(庭に井戸があり、トイレも外のポットン便所だった)。
庭のみかんの木にのたっていた蛇が、何かの卵を飲み込んで、のど元がふくらんでいたこと。家によく野良猫が上がり込んでいたこと。小学校の遠足で出かけた山や伝説のある大きな石のこと。
色々思い出したけれど、特にヘビネタが多かった。
小学校1年生の下校時、通学路ではない草道を通っていたら、蛇がカエルを食べていてびっくりした(カエルのお腹がはじける音なのか、パチンパチンと妙な音が響いていた)。
高校生の時、自転車でバス停へ向かおうとしたら、急な坂道の道幅分くらい長い蛇が横たわっていて、どうしてもそこを通れず、家に戻って母を呼びに行ったこと。
口には出さなかったけど、頭を巡った映像には、おばあちゃんと一緒に見た裏庭の蝉の羽化場面(美しい)や、家の裏の鬱蒼と生い茂った木々や草原の記憶があった。
地べたに近いところに寝転がってみて、子供たちに聞かせたいと思う話が土に近い記憶ばかりで、我ながら新しい発見をするような気持ちだった。
なんだかそれって、大切な体験だった気がする。
なんだかそれって、大切なことのような気がする。
息子たちが寝静まり、それぞれの顔を撫で、この頃は寝かしつけをしなくなったけれど、こうして「寝てくれた」姿を見て、ホッとしてきたいくつもの夜を思い出した。
そして、テントの中で、私は思わず正座して、祈った。
「神様、仏様、お月様、太陽様
どうか私たちをお守りください」
私たちというのは、我が家族、そして今、困っている日本の人たち。
ノー天気に、テント話書くつもりが、しんみりした夜になった。